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ぬか漬け生活始めました8

特段大きな動きも発見もないのだけれども、時々は現状報告をしておかないと、あんなにもはまっていたぬか漬け生活のこと最近ぜんぜん書かないな、ははんやっちまったな、と思われる方もいらっしゃるのではないかと思い、土曜日の朝から筆を執る次第です。

ぬか漬けの記事は備忘録としてマガジンにもまとめておりますので、わたしのぬか漬け生活を1から読んでみたいと思われる類稀な方は、どうぞトップ画面右側のマガジンを覗いてみてください。

最近のぬか床レギュラーはもっぱら人参。パプリカもみょうがもきゅうりも今の時期はなかなか高くて手が出せないので、一年中3本100円程度で買える人参を買ってぬか床へ、2日おきにまぜる、一週間ほどしたら人参をぬか床から出して次の人参をぬか床へ、ということをもう数週間繰り返している。人参のぬか漬けは正直お弁当の彩りとしては物足りないのだけれど、お弁当にはブロッコリーや青梗菜やセロリや旬の菜の花など、ぬか漬け以外の野菜で彩りを添えているのでそれでよし。人参のぬか漬けは3本を一週間で食べるスピード。たまにはお弁当にも入れるけれど、あとは酒のつまみにしたり、酒のつまみにしたり、酒のつまみにしたり。

カブや大根などの冬野菜をせっせと漬けてもいいのだけれど、一年中ぬか床フル稼働というのも色々心配なので(主に塩分過多の方面で)、冬場はぬか床を休ませながら育てる時期にしていいのではないかと思っている。正直なところぬか漬けの味の正解がいまひとつよくわからないので、味が物足りないと思ったときに鰹節や塩を加えてみたり、ぬか床がゆるくなったら足しぬかを投入し、腐敗防止に時々からしを混ぜ込むなどして、実験気分で楽しんでいる。いや、楽しませて頂いている。

寒い季節はさぞ冷たかろうと心配していた冷蔵庫で育てるぬか床だけれど、慣れてしまえばなんてことはない、冷たいは冷たいけれども、部屋の中だし、ぬか床をかき混ぜる数分間だけ右手が冷たくとも死にはしない。人参だけをつけるようになってからは水分量も適度に調整されて理想のぬか床テクスチャーを維持できている。

新玉ねぎが出たら、新玉ぬか漬けにしよう。そして山椒の実が出たら、山椒の実をぬか床に入れるんだ、とぬか漬けだけでどこまでもわくわくできるわたしにとってぬか漬け生活はもはや履歴書にも書ける立派な趣味といえるのではないか。履歴書に書く趣味が思いつかなくて転職のたびに困っていたけれども、これからは胸を張って「ぬか漬け」と書こう。


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