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何度でも読み返したいnote4

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何度でも読み返したいnoteの備忘録です。 こちらの4も記事が100本集まったので、5を作りました。
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#暮らし

「あなた、誰ですか?」同僚が言った、あの日のこと。

そんなことを、痛いくらい・・いや、激痛のように感じたことがある。 新卒で採用された物流企業で、引越部門に配属され、3年目の半ばあたり。仕事にも慣れてきて、ちょっと難ありの上司の面倒を見て、すでに2年も繁忙期(3月から4月、新生活が始まる時期)を経験し、もうお腹いっぱいのころ、事件が起こった。 新築住宅での引越の作業中に、ひとりの作業員が2階のベランダから転落したのだ。引越はビルの窓拭きのような高所作業でもないし、危険作業でもないとされている、一般的な運搬作業である。 し

あの値段が気になるから、もう1杯だけ。

私のよく行くバーにはプロジェクターが置いてある。 ワールドカップなどの試合があるとそこに写してみんなで観戦したりするのだ。 スポーツバーというわけではなく、使っていない時もあれば「フジロック流してます!」だったり、BGMは他にかかっているけどアニメや映画などが無音で流れていることもある。 要するにみんなでお酒を飲みながら楽しめるものであればなんでもよいのだ。 先日はWBCを流していた。 そして試合が終わった後、普段は消すことが多いのだがその日はなぜか消音にしてテレビの映像だ

百点満点ではなくとも

湖畔に位置するこの町は、風がよく吹く。二つの湖に囲まれた大地にはサツマイモ畑が広がり、畑の砂がサラサラと風にさらわれていく。数日前に洗車したばかりのはずが、もう汚れてしまっている。 ここへやって来てもうすぐ三年半。長いような、短いような、そんな時間だった。家から少し歩けば夕日に照らされた湖岸へとたどり着き、誰もいない風景を独り占めできるのはささやかな贅沢だ。 しかし、来世でもこの町に住みたいですか?と聞かれれば恐らく断るだろう。 理由はこの町が嫌いだからでは決してない。

一人でマザー牧場へ乗り込み、バンジージャンプを飛んでみてわかったこと。

私にはここ数年、割と真剣に掲げ続けているのに達成できていない目標がある。それは「バンジージャンプをする」だ。 去年noteにも書き、2022年も半分以上過ぎたというのに、私は今年の目標として掲げた3つを今のところ、どれも達成できていない。 わかりきっていたものの案の定早起きはできないし、本も全然読めてない。(読書の秋に期待...) まずい、まずいぞ。 このままではどれも達成できないまま今年が終わってしまうかもしれない。 でも、でもね! バンジージャンプに関してはちょっと