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何度でも読み返したいnote5

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何度でも読み返したいnoteの備忘録です。更新は終了しました(2024.6.10)。
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#仕事

人生を幸福に仕上げるコツはウインナーコーヒーにあるのかもしれない 《会社員》

「こんな簡単なこともできないのか」 会社で言われる度に落ち込んでいた。 私には、"簡単なこと"ができない。 ・・・ およそ10年前—— 特に栄えてはいないが、田舎とは言えないような町。ほどほどに人々が笑い、青ざめて見える。涙を忘れたかった日々。風に流され、空き缶が不気味に音を立てながら転がっている。 駅前の混雑も落ち着き、会社員たちが概ね出勤しきった午前10時半頃、私はゆらゆらと町を歩いていた。 太陽があまりに目にしみる。 私はくたびれたスーツを身にまとっていた

『職業遍歴』30以上の職業を経験した氷河期世代の私が今思うこと

今の若い人は、「就職氷河期世代」という言葉を知らないそうです。知らない人のために念のために書くと、就職氷河期世代とは、バブル崩壊で経済的に不況となり、就職困難な時期に就職活動をせざるを得なかった世代で、現在40代後半の人がこれに当たります。 私がまさにその世代です。私は編集やライターを生業としていますが、正規の職業に就くことができず、現在も非正規で働き続けています。無職が続いたころ、ふとこれまで経験した仕事の数々を書き残しておこうと思い、『職業遍歴』というマガジンをはじめま

06.17

最近ハマっていること。商談で隣町まで足を運ぶことが多くなり、その度にその街の好きなところを一つ持ち帰るようにしている。 それは何かを買って持ち帰るんじゃなくて、この街角いいな、ここいい匂いするなとか単純に頭の中で思ったことを持ち帰るようにしていて、それを一つ一つ集めていけばその街に住む誰よりもその街のことが詳しくなれるんじゃないかと思っている。 これが仕事の時間をせっかくだから楽しんじゃおうと1人で考えだした最近ハマっている小さな"遊び"だ。 そして今日。 街を歩いてい

冷蔵庫のホワイトボード

高校を卒業して就職した会社は、大変な会社だった。人手不足で、残業も休日出勤も多かった。私が入社2年目の春に、先輩が寿退社。私の部署が人手不足なことは関係なく、ほかの部署の手伝いまで任されるようになった。 本当に忙しかったころは、朝からなにも食べずに出社をして、仕事をしていた。お昼休みの時間になっても、休む気になれず、自席でずっとパソコンとにらめっこ。食欲が湧かなくて、母が作ってくれたお弁当を、一口も食べられなかった。誰にもばれないように、事務所のゴミ箱にお弁当の中身を、こっそ

天敵がわざわざ会いに来たがゼッテェ負けねぇ

負けねぇとは?って感じだけど負けねぇ!!ゼッテェ!!おめーだけは!!あたいが倒す!!! (倒すとは?) (週刊少年ジャンプ新連載?) 〜これまでのあらすじ〜 あたい、アラサー独身オタク限界会社員!要領はクソ程悪いが目の前の業務を般若の顔でなぎ倒し、定時で帰りNetflixで五条悟を摂取することと、プロデュース101を見ながら泣くのが趣味!デビューおめでとうありがとう!!デビューメンバー以外の皆さんもトレーナー様もスタッフ様も全員ありがとう大好き!! ある日、同僚の同