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何度でも読み返したいnote3

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何度でも読み返したいnoteの備忘録です。こちらの3も記事が100本集まったので、4を作りました。
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2022年1月の記事一覧

食パンの名付け親、ちょっとこっちにきなさい

食パンの名付け親を呼び出してちょっと説教したい。 君、あまりにも発想が安易すぎないか。 食べられるパンだから食パンというなら、そのルールでいくと全部のパンが食パンになっちゃうじゃないか。後の人のことを考えたのかね! 気になって「食パン なぜ食パン」でググってみたところ、由来の説が5つあった。 ①主食用に食べるパンだったから ②デッサンで消しゴムの代わりに使う「消しパン」と区別のため ③ 西洋料理の「もと」となる食べ物の意味をこめて「本食パン」と呼んでいて、その省略

清潔さ、を重んじる

喧嘩をしたときに、しかめつらで、ふてくされる女の子。あれはなかなか可愛い。 当事者としてその状況に身を置いたことはないけれど、女友達から彼との諍いの話を聞くとき、映画やドラマの一悶着のシーン、飲食店で修羅場に出くわしたときなんかに、わたしは膨れる女の子たちの様子を、ほとんど愛玩動物に向けるような気持ちで微笑ましく眺める。 ただ、そんなときに、 「もういいよ!」 という発言が力強くされて、 「好きにすればいいじゃん!」 などが続くとなると、ちょっと違う。 あいにく、その

おおかまちと娘

「おおかまちも連れていっていい?」公園に行く準備をしていると娘が言った。「いいよ」そう我が家にはお父さんはいないが「おおかまち」がいた。 それは娘が言葉を覚え始めたころ。わたしは実家で暮らしていて、玄関には母が懸賞で当てた30㎝くらいのキューピーちゃんが飾ってあった。 それは大事に飾られていた。わたしには賞味期限が切れる前日のカチコチのバームクーヘンしかくれない母だが、孫のかわいさに勝るものはなかったらしく母は人形遊びをしていた娘のもとにキューピーちゃんを連れていき、「こん