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伊豆でワーケーションをして良かったことと気になったこと

つい先日、伊豆の河津まで4泊5日のワーケーションをしてきました。

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作業をしながら長期旅行をするのは初めてだったので、ワーケーションの観点から良い点や気になった点など感じたことを言語化して残したいと思います。

概要は以下の通りです。

Good
- 温泉入り放題+滝と緑でリフレッシュ出来て良かった
- 部屋食のおかげで生活リズムが整う
Bad
- 長時間作業しても快適な机+椅子があるか要チェック
- 仕事と観光の境目は予めきっちり分けた方がより楽しめる

良かったところ

まずは、ワーケーションの観点から旅行全体の良かった点を挙げていきます。

温泉入り放題

内湯と外湯(混浴,水着着用)合わせて7箇所の温泉に入りました。
館内の温泉は24h空いているので、空き時間にサクッと温泉に入ってリフレッシュ出来ます。

特に迫力があったのが滝の目の前にある外湯で、轟々と流れ落ちる滝を見ながら温泉を楽しむことが出来ます。

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滝とその下を流れる川沿いに温泉が広がっています。手前に見える脱衣所で水着に着替えて温泉に入ります。

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川岸にある温泉の一つから眺める滝です。ライトアップされた滝が綺麗。

滝や緑に癒される

宿のすぐ近くに滝や川が流れているので、宿付近を散歩するとかなり癒されました。自宅の近所を散歩するより100倍くらい効果があります。

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川の周りを散策するだけでなく、キャニオニングも出来ます。

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部屋食の時間に合わせて生活リズムが整う

地味に良かった点です。今回は朝夜ご飯を部屋食にしたのですが、朝は8:30、夜は18:30にご飯が部屋まで運ばれてくるので、その時間に合わせて生活リズムが整いました。
私は朝起きるのが苦手なので、強制的に早起きになって午前中の時間を有意義に使えました。

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初日の夜ご飯。鰻重が出てきてびっくり。

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4日目の夜は鮑と寿司と天ぷら。

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最終日の朝ごはんのおかず。

体を動かせる

部屋の隣に卓球場があったのですが、館内がほぼ貸し切り状態だったのでいつでも卓球が出来ました。
何時間使っても無料なのでお買い得です。作業の合間の15分休憩によく体を動かしに行っていました。

ちゃんとwi-fiが繋がる

旅館にwi-fiがあるかどうかは念入りに確認しました。
フリーwi-fiは時折切れてしまいましたが、各部屋に備え付けられたセキュアなwi-fiは速度も繋がりやすさも申し分ありませんでした。

課題

旅行としては温泉もご飯もとても良い体験でしたが、伊豆旅行をワーケーションとして捉えたときに気になった点もありました。

長時間作業出来る椅子と机が欲しい

今回泊まった宿は昔ながらの和室だったので、長時間作業するにはあまり向いていませんでした。
ワークチェアの長時間作業に慣れきった体に座布団や座椅子はちょっと厳しかったです。広縁(窓際にあるちょっと広い寛ぎスペース)の机と椅子は寛ぐのには向いていますが、背が低すぎてPC作業には向きません。
宿の周りはコンビニも無いので、都心にあるような長時間粘れる喫茶店もありません。
長時間の作業が出来そうな高さのある机+椅子があるかどうか、しっかり確認した方がいいです。
あるいは、都心部のホテルに泊まって日中は適当な喫茶店で作業するのもアリです。

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古民家で食べたヒラメ干物。七輪で焼く。

仕事と観光の切り分けについて

ワーケーションと観光旅行は別物だと思った方がいいです。
滞在中のスケジュールを特に考えずに来たため、仕事の時間と観光の時間が若干曖昧になりました。
ワーケーションを「観光旅行の合間に仕事をする」と捉えると、わざわざ観光地に来てまで仕事をすることに対する違和感が残りました。かといって、1「寛ぎながら仕事をする」として捉えるには時間のロスが大き過ぎます。自宅と観光地の往復に合計1日弱かかるからです。

ワーケーションは観光と仕事が混ざった言葉ですが、両者を完全に混ぜてしまうのではなくきっちり区別することが重要です。
何時まで仕事をして、何時からは観光をする、といったメリハリを意識すると、ワーケーションを思いっきり楽しむことが出来ます。

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河津名物ワサビ丼と蕎麦のセット

(複数人で行くと)観光の時間を合わせづらい

仕事の合間を縫って観光しようとしても、全員揃ってまとまった時間を確保するのは難しいです。たいてい誰かに差込の会議が入ります。
少し遠出して観光したり、時間のかかるアクティビティをやりたいのであれば、前もって1日単位で観光の日を作り、全員が休暇を申請した方が確実です。

総評

全体を通じてとても良かったです。河津はさほど観光スポットが多くないのですが、適度に作業を挟むことで観光の時間を分散させ、中だるみすることなく温泉や滝を満喫出来ました。旅行としては申し分ないです。
長時間作業出来る場所を確保した上で、仕事と観光のメリハリをきっちり付けられると、ワーケーションとしてより楽しめるはずです。

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かかった費用

宿泊費 25,000(4泊5日, 朝夜食込み, 元値44,600)
交通費 11,000(往復、特急券込み)
食費 4,000(昼食)
レジャー 10,000(キャニオニング)
飲料など 1,000(自販機やコンビニ)
土産 500
合計 51500

Go to を駆使してざっくり10000/日くらいです。キャニオニングが結構高かったですが、オフシーズン+平日+Go Toのお陰で安く済みました。

最後に: 次ワーケーションするとしたら

都心部から離れた場所で長期滞在するのもいいですが、次ワーケーションするなら近場の都心部で2泊3日程度の短期旅行を試してみたいです。
「仕事をしつつ観光」という意識ではなく、ちょっと豪華な夜ご飯や温泉を楽しむ感覚で、昼は観光せずに作業などにあてます。
近場の都心部なら交通費も交通時間もほぼかかりませんし、Go Toのバフがかかっているうちは半額に抑えられます。メンタルアカウンティングの観点でも夜ご飯(5000)+スパ(2000)=7000円くらいをベースに考えれば、悪くないのではないでしょうか。

Go To キャンペーンはもうしばらく続くはずなので、またワーケーションしたいです。

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