私ってほら、可愛いから。が口癖でさ。
こんにちは。大学ってさ、なんで寒い棟とあったかい棟があるんだろう。夏は暑くても我慢できるけど、寒がりなので冬の寒いのは耐えられません。今いるとこまじで寒い。あと、部活とかサークルの棟も寒い。でも別の棟はめちゃくちゃあったかくてポカポカ。なんなの? 均等にして。
はのとです。初めまして。
タイトルが頭悪くてごめんなさい。別にね、自分のこと可愛いと思ってるとかじゃないんですよ。むしろ逆なんです。そんなひねくれた私のことを今日は詳細に説明していきたいと思います。なんで。
まず前提として、私は異性が苦手です。特にタメ以上の異性。無条件に、初手若干嫌いから入ります。理不尽で可哀想。とは言えよ、なぜ苦手かと言うと、対男性で怖い思いをしたことがあるからです。二度。一度目で警戒心強めとけという感じなんですけどね。
だから、男性から向けられる好意に嫌悪感を抱きます。それが友だちとしてでも、異性としてでも、基本的には。だから、どうして今の恋人からはそんな嫌悪感を抱かなかったのか、心底不思議です。どんな技を使ったんだかな。
でもね、後輩は大丈夫。まあ過信と言えば過信なんですが、後輩って、先輩をまず先輩として見るじゃないですか。異性とか同性とかの前に。これはある種のフィルターで、年の差、立場の違いがあるから、それに口調は敬語だから、物理的にも心理的にも一定の距離感があるんです。その距離感が、私を安心させる。
だからと言って、年下全員が大丈夫ではない。少しでも異性としての認識が後輩たちの中に芽生えたのを感じた瞬間に、苦手意識を抱いてしまうようになります。自意識過剰ですね。分かるよ。でもさ、敏感って言ってもらえた方が個人的にはしっくりくる。
でさ、今年の4月。大学4年生になって、しばらく所属する軽音楽部の活動からは離れていたんですけど、そんな中久しぶりに部員のたまり場に顔を出したらね、まあ知らない子がたくさんいるわけ。新年度だからね。新入生です。もう部活になじんでいるみたい。たまり場にいるんだもん。
私は後輩が大好きです。でも、初手からぐいぐいはいけない。一旦コミュ障をかましながら接触を図り、相手の出方を確認してから自分を出していきます。距離感をちゃんとつかめる相手であることが分かって、ようやく自発的にコミュニケーションを図れるわけです。
でね、今年はどうやら元気な、活発な子がたくさん入ったみたいで、初手から3つも年上の女にぐいぐい来るような子がたくさんいて、びびって逃げ出しそうになるのをようやく堪えてその場にとどまりました。
その場にはすでに仲良しな2,3年生の後輩たちもたくさんいて、その辺と話ながら新入生とも話すという作戦だったんですけど、何かの流れで言ったのね。「まあほら、私って可愛いから。」
すると、そんな私の扱いに慣れている3年生の子がまず、「自分で言わなきゃなあ…」とつぶやいて笑いを誘います。そう、それ。それが欲しいの、私は。自分から言うときなんてギャグでしょ。
そう、タイトル回収しますけど、私は自分で可愛いを積極的に発信しますが、それは自分のことを可愛いと思っているからでは決してありません。むしろ逆です。基本的に自己肯定感が低いので、堂々と自分を出していける子たちを羨ましがるくらい、インスタに自分の顔は絶対に上げないくらい、もちろん他人のも載せないけど、自分の顔面に自信はないです。
だからこそ、自分から言うの。自己肯定感が低くて、人から言われる可愛いを信じられないから。異性に可愛いって言われたら、舐められているのかなと疑ってしまう、面倒な性格をしているんです。何か裏があって私を表面上褒めていると思ってしまう。
だから、人から言われる前に自分で言って、人から言われる機会を潰しているわけです。謎の理屈。複雑すぎる? 全然意味分からない? だよね、自分でも分からない。ひねくれすぎ。
自分のことを褒めると、まあその場のノリでだいたいは、先の後輩のように「自分で言わなきゃ」となだめるか、「はいはい」とか「言ってろ」と軽く受け流すのか礼儀です。ね。ですよね。それに対して、「本当にそう思うよ、可愛いね」とか言うのはナンセンスです。そう、これはエンタメ性を問うているんです。
人から言われないように、予防線を張って「まあほら、私って可愛いから。」なんて変なことを言うわけです。
さて、本題に戻りますが、私がそう言うと、その場にいた新入生の1人が、「いや、まじ可愛いっす」って言ったの。その瞬間の私の脳内。
「可愛い? 3つも上の女に対して、可愛い? 舐めてんの? きみのその発言で私が喜ぶとでも???」
そこはありがとうでいいだろ。自分でもそう思います。でも、そうはいかないです。自己肯定感。曲がった性格が、私に褒め言葉を受け入れる隙を与えてくれません。
諸事情により異性が苦手な私は、異性からの褒め言葉の多くに嫌悪感を抱いてしまう。特に、性別に関係している褒め言葉。あのね、私軽音楽部なんですけど、「楽器上手ですね」「ライブかっこよかったです」みたいな褒めは素直にとっても嬉しいの。でも、「可愛い」とか「女の子っぽい」みたいなやつには、時として冷や汗をかきます。その場から逃げ出したくなる。
いつか、苦手意識を克服できたら、ちゃんと他人からのポジティブな言葉を素直に正面から受け止めたいな。
どうでもいいけど、さっきネセルフネイルをして爪が拡張されたので、誤字が爆発して腹立ってきました。でも、長い爪と派手な色の髪は私の機嫌を直してくれるので、多少の不便は我慢します。
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