とにかく結婚がしたいって話

 こんばんは。オリンピック終わりましたね。私の夏も終わりました。今年の夏唯一の予定、所属する軽音楽部の夏のライブが終わったからです。燃え尽き症候群で何もやる気が起きませんが、とりあえず勉強だけはしました。本当にどうしようもなく偉いな私。

 はのとです、初めまして。

 私、高校のとき別学だったんですよ。望んで別学に入りました。第一の理由は、その高校に通っていた友人に誘われて訪れた文化祭がとっても楽しかったから。学校全体に広がる楽し気な雰囲気に心を打たれました。

 次の理由は、女友達が少なかったからです。だからと言って男友達が多かったわけではないんですけどね。中学生って、何かと出る杭打ちたがるじゃないですか。それで打たれたせいで、女子は全然仲良くなくて。今でも付き合い続けている3人以外の女友達は、最低1度は在学中に何かでこじれていましたね。

 というわけで、女友達が欲しかったんですよ。恋愛とかの面倒ごとにもとらわれずに、純粋に女の子と、女の子として楽しい思い出を作りたかった。憧れてたんです、女の子っぽい遊び方に。だから、女子校に決めました。

 まあ本編とは関係のない私と高校との馴れ初めですけど、そんなこんなで、女子校では素敵な友達が沢山出来ました。恋愛とは程遠い生活でしたが、だからこそ、何のしがらみもなく毎日過ごせていたんだと思います。

 でも、それがいけなかったのかも知れませんね。高校1年生のときから、「彼氏欲しい」じゃなくて、「結婚したい」が口癖になりました。おかしいですね。なんてことをほざくJKかと。全国のPTAからの怒号が聞こえます。

 結婚に、私は過度な憧れを持っているんです。将来の夢はお嫁さん、だなんて平気で言えてしまうくらいには。結婚。出産。憧れです。

 高校1年生で「結婚したい」「旦那が欲しい」とのたまい続け、高校3年生の頃には、「子どもが欲しい」と言うようになりました。子どもの作り方すら大して理解もしていなかったのに。

 でもそれって、私が素敵な両親の元で幸せに生きてきたからこその、欲望だと思うんです。母と父は、私たちの前で喧嘩らしい喧嘩をしたことがありません。ちょっとしたいざこざはあっても、大したことにはならないのです。

 弟と私も、弟がどう思っているかはわかりませんが、私はいい関係だと思っています。弟にとっては、傍若無人な姉は鬱陶しいかも知れませんが。私は弟が大好きです。

 結婚するなら、父みたいな人と結婚したい、と本気で思っています。休みの日には遊んでくれ、頻繁に近所の川とか連れてってくれ、夏には海に連れて行ってくれ、冬にはスキーをたくさん教えてくれ、年に2回は早起きしてディズニーに連れて行ってくれ、年に2回程度は旅行に連れて行ってくれるのです。

 週末には、いつも夕飯を作ってくれます。平日は母、休日は父、と、いつの間にか決まっていました。父の作る料理は豪快で、色んなアレンジをしてくれるので大好きです。たまに作ってくれるお菓子も、私のリクエストに応えてくれるところも、大好きです。

 毎日5:00に起きて、18:30頃返ってきて、夜は21:30頃に寝てしまう、仕事が忙しい父。本当は休みの日には休みたいはずなのに、家族のために一肌脱いでくれます。

 太古の話ですが、私たちが幼稚園に通っていた頃、前の日の夜から運動会の場所取りをしてくれました。そうする内に場所取り親父仲間ができたようですが、父はいつも1番乗りでした。子どものためにそこまで、そんな父親が、私は誇りです。

 受験生のとき、私が心身ともに疲れ果てているのを知って、言葉ではげますことが苦手な父は、私のためにおお尻に優しいクッションを買ってくれました。サプライズでした。もうだいぶ潰れちゃったけど、今でも大切に使っています。

 いまでもそう。私が朝早くに家を出なければならない日。仕事でも休みでも、父は暗いと危ないから、と駅まで車で送ってくれます。

 それからね、父は母のことが大好きなんですよ。誕生日には、毎年こっそり、ディズニーで可愛いグラスを買ってプレゼントします。家族みんなでディズニーに行くのに、父はいつも、いつの間にかそのプレゼントを懐に忍ばせているのです。かっこいい。

 綺麗な女優さんを母と私が絶賛していても、父にとっては母が1番みたいで。それを母はいつも華麗に交わしますが、交わされてしょんぼりしている父は可愛いですよ。そんな父を見るのが好きです。

 いつまで経っても、大切な家族であり、夫婦であり。そんな両親の姿が、私の結婚への憧れを強くするのです。

 この間まで付き合っていた恋人とも、何度も結婚式の話をしました。入場曲はこんなのがいいね、とか、結婚したらこういう部屋に住みたいね、とか。私の結婚願望が強すぎて、恋人にも伝染していたみたいです。

 今はお別れしてしまったので、相手もいないのに結婚ばかり望んでいるやばいやつですね。相手がいないと、余計に憧れが強くなっていきます。結婚したい。

 そうこうしている内に、「結婚したい」という言葉に相応の年齢になってきていて、時の流れ怖って感じます。高校生の頃は、まだJKでしょ、なんて言って笑っていましたが、もはや笑い飛ばせるような年でもない気がする…まだまだ先だよ~なんて言って笑っていたい…

 結婚したいです。どっかで利害の一致とかありませんかね。

 そんなことを祈りながら、今日も家から出ずに1日を終えました。乾杯。

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