リーダーシップじゃなくオーナーシップをもつ
以上のように、オーナーシップとリーダーシップは混同しがちだが、根底には異なる意味を持っている。
先日まで転職活動をし、再度現職で頑張る道を選んだが、「この仕事が自分に合っているか」の正解はもちろんまだ見つかっていない。
だが、以下のように気づいた。
「リーダーシップはすぐに発揮できずともオーナーシップは発揮できる」
経歴と仕事内容のギャップ
元々、生徒会長をしたり、副部長をしたりと、組織の中でリーダーシップを発揮し自己実現してきたタイプの人間だった。
だからこそ、年功序列の金融機関で、尚且つ総合職でないとなると、リーダーシップが発揮できる未来も近くなく、指示ベースで動く仕事も多くやりがいを感じられなかった。
当事者意識は邪魔だと思っていた
冒頭の言葉の定義にあるように、私は圧倒的に「当事者意識」が強い。業務の目的、業務の構造化、効率化の余地などを考えながら仕事をするが、慣れた仕事を疑いなくこなす先輩方からすると大変鬱陶しい存在だ。
自分だからこそのパフォーマンスを大切にするため、会議では必ず発言し、先輩方に意見することもしばしばだ。
この当事者意識は、仕事をするのに非常に邪魔になったため、抑え込もうとすると、自分らしさを失い不満がたまっていった。
根底は「自分のマネジメント」
冒頭の言葉の定義に戻ると、私が持ち合わせているのは、ひいてはチームのためになる、何か役に立ちたいという想いはある一方、根底には、「自分だからこそできることが何か」という想いがある。それを達成し、認めてほしい想いがある。
こうして、私が持っているのはリーダーシップではなく、オーナーシップなのだと気づいたのだ。
いや、オーナーシップはこれからも持ち続けていい、という感覚に近いかもしれない。
本日の上司との面談
本日、上司にミーティングを持ちかけ、課内の業務分担への問題意識について、もやもやをぶつけた。上司は親身に聞いてくれ、「流石だ」と言ってくれた。
褒められたことではなく、単純にこうして考えを共有し合えるコミュニケーションを取れたことが嬉しかったのだ。
耳を傾けてくれる人で良かった。
上司はその後、リーダーシップを発揮しチームの改善に尽力してくれるだろう。
若手はまず、オーナーシップをもつことで、周りが動いてくれる。こうして自分の付加価値を高めていくことで、課全体でも良い影響が出てくるのではないか、と思った。
オーナーシップとリーダーシップを切り分け、まずはオーナーシップを大切にしよう。それが後にリーダーシップを発揮する場面にも繋がるはずだ。
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