北朝鮮が新年早々HGVを連続して発射訓練する件

 2022年に入ってから北朝鮮が発射したHGV(Hypersonic  Glide Vehicle極超音速滑空体)は1月16日現在で既に3回にも及ぶ。

 5日に一回のペースでHGVの発射訓練を行う北朝鮮の真意とは?

1   バックにはロシアが?

  ここで、北朝鮮が単体でこのような高価なHGVを自らの財政で打ち上げているのだろうか?と言う疑問が生じてこないだろうか?

  冬季は飢饉で喘ぐ国民を尻目にせっせと武器開発に挑戦する北「朝鮮」(スミマセン。)

  「北朝鮮は、ミサイル発射訓練を行う国」

と言うステレイタイプ、既成概念が既に世界の国々に出来上がっている今、この事実を自国の利益のために利用し、マスター・マインド及び技術・資金援助を行なっているかといえば?

 それは、ロシア。

 ロシアの資金援助と技術援助で次々と高性能のミサイル開発を行いその製品及び技術をイランや嫌米諸国に売り捌いて外貨を獲得するという図式。

 ロシアは、自国で同様の実験発射をすれば世界が注目し非難されることは必至なので既成概念が出来上がっている北朝鮮に「代理発射」させて実験し、その技術と製品を自国で活用するという図式。

 そもそも論で、今の金正恩のおじいさんにあたる金日成は当時のソ連が世界共産主義運動の一環として送り込んだ人物だし、それゆえロシアが未だにに北朝鮮に対して影響力があるのは当たり前の話。

2  中国は指を咥えて見てるだけ?

  そんなはずはありませんよね。

  朝鮮戦争で梯子を外した旧ソ連に代わって人海戦術で戦争に臨み、以来北朝鮮を子分として利用している中国。

  北朝鮮を今まで通り自分の子分のまま手元に置いておきたいとの思惑でロシアとの綱引き合戦を展開中。

  この場合、中国・ロシア・北朝鮮・イランをそれぞれ別の国々でありながら根っこで繋がっているという認識(見方)が重要かと。

  かつての冷戦を第一次冷戦と言うならば、今展開している現実は言うなれば第二次冷戦か。

3   さて、日本はどうするの?

  で、日本は?

  HGVを捕捉できるだけの迎撃体制が困難となれば、あとは岸田総理が言っている「敵地攻撃」しかないでしょう。

  先日日経新聞に掲載された「レールガン」、そしてレーザー兵器を駆使してこのHGV発射基地を先制攻撃するというのが現実味のある専守防衛では?

  もういい加減に坊やから大人になろうよ、日本も。。。

  最後までお読みいただき、ありがとうございました。







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