たくのみ。7巻を読んで。

こんにちは。はんかくと申します。

今回は、火野遥人先生の、「たくのみ。」7巻を読んでの感想を書いていきます。
単行本の発売は2018年7月…。4年強越しに感想を書いていくことになりますね…。
積んでいて、今読んだ、というわけでなく、久しぶりに読み返して、noteも始めたし、書いていくか~といった感じです。なので厳密に言うと、7巻を読んだ感想、ではなく、作品を通して読んだ感想になりますね。

こちらは裏サンデーで連載されていた作品です。
ジャンルとしては「お酒」を主軸に置いた日常モノですかね。4コマ形式で、女性専用のシェアハウスで暮らす住人たちの日常を、お酒を絡めて描いています。

実際のお酒が登場してくるのも、当時は珍しかったような印象がって、サンデー系列というのもあってか「だがしかし」と近しいイメージがあります。確かアニメの放送は連続してやってましたよね。
お酒漫画というのもなかなか新鮮…だったような。連載当時どんなもんだったんだろうか……。

さてさて、前置きはこんなもので、感想いきましょう、例によってネタバレを当たり前のようにしますので、ご注意をお願いいたします。

メインは「大人」

「お酒」、ならびに飲酒が題材ということもあり、登場人物はほぼ全員が成人しており、大多数が社会人となっています。
メインとなるのはシェアハウスでの宅飲みではあるんですが、そこに行きつくまでの日常パートが非常に多岐にわたっている感じ。

シェアハウスに暮らす人たちの日常ですから、それぞれの人の数だけいろんなことがありますよね。大人ならでは、社会人ならではのことも多くあり、学生の時にこの漫画に出会っていたら、ここまで深く共感はできなかっただろうな…。

主人公はみちるですが、結構色んなキャラクターにスポットが当たっていたと思いますし、キャラクター同士の組み合わせも様々でした。いろんな人間関係があってそこも面白かったです。

自分自身この漫画と出会ったときはまだお酒が飲めるようになって日が浅い時でした。こうして月日が経った後に見返してみるとキャラクター達に共感できることも多くなっているんですよね。
特に、昔はみちる・直に同調して読んでいたのが、読み返した際には香枝さん・花森さんに同調して読んでいくようになっていましたし。
最初に読んだ時から香枝さんが好きなのは変わってなかったです。

実在のお酒がいっぱい!!

ここも「たくのみ。」の大きな魅力だと思います。
実際のお酒が登場し、どんなお酒か、どんな歴史があるのか、どんなの見方がおいしいのか、どんな食べ物との組み合わせが良いのか、が余すことなく描かれています。

自分はお酒に詳しい方ではありませんが、買おうとすると近くで帰るお酒が多く、「これ漫画で出てきたな、飲んでみるか」が多発しました。宅飲みがメインだし身近なお酒が多く選ばれているのかもしれないですね。
未だに「水曜日のネコ」が好きな理由は間違いなくこの漫画の影響です。

「日常」と「お酒」

日常漫画にしては珍しく?(最近はそうでもないのかな)季節が巡るのも特徴の一つで、みちるに後輩ができたり、直が就職したり、香枝さんが年齢を重ねて誕生日を祝ったりします。あくまで日常の延長線上にある宅飲み。みたいな印象を受けました。
お酒というのは日常と関わって、特に祝い事というか、日常の大きなイベントとか、季節毎の行事には欠かせないものですね。

大人になってからの思い出の多くは傍らにお酒があることの方が多いイメージがありますね。


と、こんなものでしょうか。
ほぼ作品を通しての感想、という感じになってしまいましたね。
全7巻で読みやすく、読み終わった後にお酒が飲みたくなりますのでぜひ。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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