鍋とヤカンと伴侶と私
先月末のアウトドアにて撮った一枚。
海をバックに並ぶ鍋とヤカン。まるで長年連れ添った老夫婦みたいだ。
…と、ふと省みるとこれは私たち夫婦のようにも見えてきた。経年による変色や焦げ、錆びなんかもひっくるめて。
見るからに、左の鍋が夫で、右のヤカンが私。
決して逆ではない。あくまで「鍋=夫」「ヤカン=私」なのだ。
夫にこれを力説すると、鍋とヤカンが対になってるので夫婦みたいに見えるのはなんとなくわかるけど、自分達になぞらえた場合、どっちが自分でどっちが相手なのかというのは全くわからん。としきりと首を傾げていた。
左の鍋は、グツグツ弱火で煮る系もしくは茹でる系。じっくりとひっそり慎重に状況を見渡しつつ平身低頭な感じがいかにも夫らしい。
対して、右のヤカンは突如「ソリャー!麦茶を作るぞ」と満タンにした水を強火で沸かしまくり、激しく沸騰したら激しく急冷、という瞬間湯沸かし器的なところ、取っ手が上を向いたり横を向いたり気まぐれなところがいかにも私っぽいのだ。笑
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