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教員定額働かせ放題

働き方改革…。
教員には、程遠いと思います。

なぜなら、教員は定額働かせ放題だから。
そのため、人件費をコストだと考える考え方がない。

僕は、今まで教員には残業代は出さない方がいいと思っていました。
なぜなら、教員の仕事にはきりがないから。
教室の掲示物に時間をかけようとすれば、いくらでもかけられるし、
子供の授業のノートにコメントを書いたりしても、どれだけでもできる。
授業の準備でワークシートを用意したり、
子供の気を引くためにモノをつくったりすれば、
どれだけでも時間をかけられる。

元々、目に見えて、数字に見えて、
評価できるものなんてほとんどないから、
残業なんてされたらいくらでもかかると思う。

今まではそうかもしれない。

でも、今は、子供の家庭の状況がいろいろ変わったし、
教員に対して、文句を言ってくる保護者もいる。
細かいことに色々言ってくるし、
管理職も問題を起こしたくない感じで、
あまり強く対応してくれない。

家庭や子供同士のトラブルを学校に持ち込んでいるけど、
その対応にどれだけ時間を費やされ、
先生たちが、真面目に取り組もうとしている子たちへの授業準備に時間がかけられなくなっているのに、
気付いていますか?

早く帰りたくても帰れない。
したくなくても、残って仕事をしている。

それなのに、教員は残業代が出ない。
月に月給の4%しか出ない。
月給30万円だったら、どれだけ働いても1万2千円しかもらえない。

管理職や教育委員会の人は、
働き方改革だから、
早く帰るように言う。

具体的な対応策は出さない。
たまには早く帰りましょうと言う。

働き方改革を本当にするなら、
人件費をコストであるという状況にしないと、
管理職や教育委員会は、
本当の意味で、仕事の削減をしないと思う。

だって、教員をどれだけ働かせても、
何も変わらないし。

そのくせ、管理職は「子供のため」という
悪魔の言葉を使って、
仕事をたくさんふる。つくる。

いろんな試みをされて、教員みんなの仕事の時間が増えていく。
とれだけ効果があったかの効果測定もしない。

そもそも、未来に向けて利益を出していかないといけない組織でもないから。

本当に働き方改革をするなら、教員に残業代をつけて、それから教員がやらなくてもよい必要のない仕事をどんどん削っていった方が、効果があると思いました。

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