フォルテ
「音を大きく弾かなくても、大きく”聞かせる”方法があるでしょう?」と、こともなげに言ってくれたことを、感謝している。
「あるよ」と、平気な顔をして答えた。
本当は自信がなくて「たぶん」とか、「あんな感じかな?」って、しどろもどろだった。
それからは、大きく”聞かせる”とか、ゆっくり”聞かせる”ことを意識した。
自分、あるいは自分以外をぐるりと飲み込んで、騙す。というよりは、真実を塗り替えるような。
良い先輩に恵まれたことを、感謝している。
あなたはもう、忘れていたとしても。
それが、受け取った”芸術”であり、”感情”を抱きしめる、術なのだと思う。
スタバに行きます。500円以上のサポートで、ご希望の方には郵便でお手紙のお届けも◎