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「たのしい」のスタート地点は、友達が教えてくれた

自分でもびっくりしている。

いま、わたしがnoteに載せている
いわゆる「創作活動」で使える「手」というのは、

・文字を書く
・曲を作る(ピアノ日記)
・ピアノでカバーを弾く
・動画を作る

あたりかなあ、と思っている。
細分化したら、もっと言い方はたくさんあるのだろうけど。

わたし自身が思い描く、わたしの基本スペックは
「文字を書く」と「ピアノを弾く」だ。
別にどちらが得意とか、そういうはなしではないのだけれど
どちらも「武器になる可能性を秘めているもの」と認識している。

そんなわたしは、noteに作品(と呼べる程度の品質かはさておき)を
少しでも多く載せていきたい。

自分の「好き」から、あまり遠くには行きたくないし
まず、量産するにあたって「好き」という気持ちには
しっかりと、しがみつこうと決めていた。

どんな風に相談を持ちかけたかわからないが、
わたしのnoteを見てくれているというTripGirrrrl氏に、創作活動について話を聞いてもらった。

わたしの友人、と呼べる人の多くはバンドマンだったり、その界隈の人になる。
大学で上京し、卒業後付き合いのあるのは軽音部の友達ばかりだし、
その後、決して短くない時間を、仕事場としてライブハウスで過ごした。
TwitterやFacebookのフォロワーさんで「ライブハウスに行ったことがない」というひとは、
おそらく、かなり希少だ……

TripGirrrrl氏は、その「かなり希少な」ほうの人で、
ライブに行ったことがない、というわけではないが、
そちらに重きを置いていないほうの人だ。

ねえ、わたしどういうふうにしたらいいかな

好きを折りたくないと、
そんな風に生きたいと、切々と話したうえで、話を聞いてもらった。

「せっかくピアノ載せるなら、動画あったほうがいいよ!」
「カバーとかもいいんじゃない?」

そう言ってくれたのは彼女だった。

動画について、「まじか〜」と思った。
わたしは、「餅は餅屋」と思っている。
だから自分でCDを作ったときは、ピアノ演奏以外のすべてを手放した。
音に関する細々なことはエンジニアに、
ジャケットデザインは、普段から漫画を描いていて、「表紙を作る」ことに慣れている漫画家に
「読ませるためのブックレット」は、最終的に「普段から小説を製本している」という友人に頼んだ。
友人たちへの信頼はもちろんのこと、
「餅屋」のほうが、絶対に良い仕事をする、と確信している。いまも。

「いやでも、フリー素材とかあるよ!」と言われて、
フリー素材をあさって、ピアノを合わせてみたりした。

そう、「映像にピアノを合わせる」これも好きな作業だったと
思い出させてもらった。

落ちる水滴に音を、
ひかりに高さを与えていく作業は、本当にたのしかった。

でも、「どこの誰か知らない人が作ったフリー素材」というのがしっくりこなくて
自分で、iMovieを立ち上げてみた。

結果、いまいちばん楽しいのは動画の編集だ。

動画は、友達の写真を使って
最近は、サンプリング音源やベースの音で、友達がコラボしてくれている。
わたしは「友達の作った最高の作品」を、
自分の手で世界に送り出すのだ!
自慢の友人たちだ。

もちろん、わたしは動画屋さんではないし、
写真は友達の撮ったものを、フリー素材として提供を受けている。
(いつも写真ありがとう) amano yasuhiro 、 TripGirrrrl
最近、家の前でなわとびをしたりしているんだけど
わたしは昔から、二重跳びができなくて。
できない以上は、練習しないと二重跳びはできるようにならない。
時間がかかる。

でも、動画、iMovieの編集は違って
感覚で操作できるし、
押したことのないボタンを押して、新しい機能に挑戦してみる。

動画を作ることそのものが「練習」で、
でも、二重跳びのように、身体能力の向上は求められない。
さわっていけば、たどりつく。

「わたしこんなこともできるんだ」という、新しい発見だっただけではなく
「わたし、こんなこともたのしいと思えるんだ!」というのは
もはや衝撃だった。

こういうのを、趣味っていうのかな…
ピアノや文字を書くことと比べて、少し投げやりで
それを、悪いほうの感情ではなくて

うたをうたいはじめたときにも、少し似ている。
うたは、鍛錬や能力の向上が必要だったけど
変わってゆく自分が、よくわかる。

そうしてわたしは、創作の幅を広げた。

あのとき、「やってみたら?」と言ってもらえたことに感謝を
「やってみようかな」と言って、その晩すぐに挑戦したわたしに
拍手を送りたい。

ここから始まったわたしの物語は、ついにここまできた。

フリー素材で弾いたやつ(の1発目)

最初のカバーと動画編集(写真も自分で撮ったやつ)(ピアノもへた…)

はじめて動画に文字を入れた作品

最近のカバーと動画編集(3人の友達の手を借りている)

ピアノ日記から派生したコラボ作品(最新の動画編集)


2ヶ月前まで、
わたし、こんな自分知らなかった。
こんなことができるようになるだなんて、
新しいことにすぐに挑戦する、そんな勇気を持っているだなんて
わたし、知らなかったよ。

教えてくれて、背中を押してくれてありがとう。

「なにもしてないよ」とあなたは言うだろうけど
あなたがいなければ、会えない作品がたくさんあった。

わたしのいいところ、たのしめるものっていうものの一部は
きっとこれからも、
誰かに教えてもらって、
わたしが掴み取っていくものだろう。

少し引きこもっていたけれど
またはなしたい、と思った。
電話をしたい、と思った。

ひとつずつ積み重ねて、
ゆたかなものを、
これからもわたしは、作ってゆきたい。


photo by @TripGirrrrl

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