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缶コーヒー

時折、缶コーヒーを飲む。

コーヒーはだいたい全部好きだ。
自分でドリップしたやつも、
インスタントコーヒーも、
スターバックスとドトールの味の違いもわなるけど、
やっぱりどれも好きだと思う。

缶コーヒーは特別だ。
唯一、お砂糖の入ったコーヒーを選択する。
缶コーヒー味のジュース、と割り切っている。
これはこれで、やっぱり好きだなあ、と毎度頷いてしまう。

ほっとしてしまう。

缶コーヒーは、時間を楽しむために飲むことが多い。
川辺に座ってひとりの時間を過ごすときか、
友達と話すときに飲む。

「コーヒーでも飲む?」と言われれば、
すなおにおごられる。
そうだ、コーヒーを飲もう。
君と話すため、煙草を吸うためのコーヒー。
それはどこかの道端か、ライブハウスの片隅で。

一度、「缶コーヒー」という歌詞を書いたけど
やっぱりあれは、ワイルドサイドトーキョーとメリーゴーランドのあいだの
あの公園で過ごした時間そのものになる。

缶コーヒーを飲みながら、実に多くの話をした。
君と僕の時間。
少しまじめな話をしたり、
帰るのがめんどうなだけだったり、
それでも、
君と僕が、
僕が僕と、
向き合うための、大切な時間。

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