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「相談」するなら、「同業者」か、「同業者以外」か。

「何をするにも遅すぎるなんてない!!」

と言われます。

厳密に言うと、「なんでもできる。」という訳ではないのですが、「自分自身をより成長させよう!」と思えることは素晴らしいですよね!

しかし、多くの人が、

「『変わりたい!』というアクセルよりも、『このままでいい。』というブレーキに押し負けてしまいます。」

人間には、「現状維持バイアス」というものがありますからね。

チャレンジ一歩手前になると、「まぁ、このままでもいいか!」という選択肢をしてしまうもの。

そんなときに、背中を押してくれるのは、第3者からのアドバイスです!

さて、あなたは、自分の新たなチャレンジを、どのような関係性の人に相談するでしょうか?

▶相談するなら「同業者」か「同業者以外」か。

さて、あなたが相談をもちかけるべき相手について見ていきましょう。

ここでおもしろい実験をざっくり紹介します。
#シロクマのことだけは考えるな

「文学部」の学生に、別の学生が書いた手紙を読んでもらい、その内容を評価してもらったのです。

評価する前提として、次のような情報が事前に知らされておりました。

①その手紙は、「工学部」の学生が書きました。
②その手紙は、「文学部」の学生が書きました。

さぁ、このように事前情報を変えた結果どうなったと思いますか?

気になる結果は、

「①の『工学部』の学生が書いたといわれた手紙に対して評価者である『文学部』の学生は、絶賛の嵐だった。」

というのです!

「まさか、こんな素晴らしい手紙を工学部の学生が書いたなんて!」となったというわけです!

しかし、「文学部」では違いました。なんと、

「②の『文学部』の学生が書いたと言われた手紙に対しては、ありとあらゆる厳しい意見が出された。」

というのです!!

まさか、同じ手紙に対する評価がこうも違うとは驚きですよね。

ここから、示唆されることは、

「同業者でない人に対する評価は甘くなり、同業者に対する評価は厳しくなる。」

ということなのです。

やはり、「専門分野」という意識が、ついつい本気モードにさせてしまうということでしょう。

これらの結果をふまえて、結論のフェーズにいきましょう。

▶正しい「相談相手」選びとは。

「正しい」と書いてしまいましたが、

「最終的には、あなた次第です。」

と、言ったら乱暴に聞こえるでしょうか。

先ほど紹介した実験からも分かるように、新しい挑戦を、

「同業者に相談すれば、『やめとけよ。』と言われる可能性が高く、同業者以外に相談すれば『いいんじゃない!』と言われる可能性が高い。」

とも言えます。

ということはですよ。相談者を選ぶときには、

「どのような『反応』がほしいのか。」

という視点が意外と大切なのです!

「きっとあの人は、こう言ってくれるだろうな。」という予想のもと、「自分の背中を押してほしい!」または、「自分の考えの甘いところを指摘してほしい!」という、

「心の奥底にあるニーズに基づいて選択する。」

ということが大切です。

しかし、ここで注意なのですが、「無条件で自分の意見を全面的に後押ししてくれる人。」ばかりに頼り切りになるのは、少々危険。

やはり、ときには「厳しい意見」を浴びせてもらうことも大切ではないですか!

ぜひ、相談者を選択するときには、「自分の本心は何と言っているのか。」という自分の声をしっかりと聴いてあげてから決めてくださいね!


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