見出し画像

幸福をもたらす「感謝の習慣」~科学が明かす5つのメリット~

私たちの幸福度は、人間関係に大きく左右されます。

だからこそ、人間関係をよりよくするために意識して行動することに損はありません。

具体的な方法はいろいろあるのですが、本記事では、「感謝」を使いこなすことをおすすめします。

ただ、”使いこなしてやろう”という意識だと、ぎこちなくなってしまう可能性もありますよね。

そんなあなたにとって助けとなるのが「習慣化」。

日常生活の中に「感謝の習慣」を組み込むことにより、今までは気づかなかった出来事に感謝の気持ちを見出すことができるでしょう。

もちろん、感覚の話ではなく科学的根拠のある内容をベースにしています。

実践できるところから習慣化チャレンジしてみてくださいね。

動画はこちら👇


▼幸福をもたらす感謝の習慣

さて、ここからは「幸福度を高める感謝の習慣」について具体的な方法を5つ紹介します。

①感謝日記

カリフォルニア大学の研究では、「感謝日記」を扱っています。

週に1回、10週間に渡って感謝日記をつける取り組みを続けた結果、人生に対する満足度が25%も向上したのです。

週に1回ですから、それほどハードルは高くなさそう。

気になるのは日記の内容ですよね。

研究によると、

・「今日、同僚が難しい仕事を手伝ってくれて本当に助かった」
・「家族全員が健康でいられることに感謝」

といった、日常の小さな出来事で良さそう。

些細なことかもしれませんが、感謝は日常生活の細部に隠れているのでしょう。

ついつい当たり前となってスルーしがちですが、その当たり前を書き留めることで、ポジティブな感情が増え、幸福感に包まれるのです。

②感謝リスト

「日記のハードルがたかいなぁ」と思う人は、リスト化でも構いません。

マンチェスター大学の研究チームによると、「寝る前の感謝リスト」によって睡眠の質が上がるという報告があるのです。

その日の出来事を振り返り、感謝の気持ちのリスト化を2週間続けただけで、なんと78%もの参加者が睡眠の質が向上したとか。

具体的には、入眠時間が平均15分短縮され、睡眠時間も30分程度増加したのです。

感謝の気持ちをもって眠りにつくことで、睡眠の質が向上し、結果的に日常生活での幸福度がアップするのです。

やはり、健康でないと幸せを感じることはできませんものね。

③感謝ランキング

感謝のリスト化に近いのですが、その日の出来事をランキング形式で記録するというのもおすすめ。

テキサス大学の研究では、毎日5つの感謝を1ヶ月間記録し続けた学生グループは、自尊心スケールのスコアが平均15%も上昇したとか。

もちろん、1位とか2位といった順位にこだわる必要はありません。

ただ、「毎日ベスト5を決める!」と決めておくと、「見つけよう!」という気持ちになりますし、ランキング形式にすることで、ちょっとしたゲーム性をもちながら取り組むこともできます。

感謝によって自尊心を高めることにより、間違いなく幸福度とつながります。

「あぁ、私ってこんなに素晴らしいものに囲まれているんだ。」という気づきが、「素晴らしいものに囲まれている自分自身もきっと価値のある存在に違いない!」という気づきにつながり、日常生活がより充実するでしょう。

④身近な人への感謝

フロリダ州立大学の研究で、「パートナーに対して日々感謝の気持ちを表現する」というものがあります。

やはり、一緒にいる時間が長い身近な人ほど、当たり前の幸せに気づきにくくなってしまうもの。

実験では、カップルを対象にして9ヶ月間追跡したのですが、感謝の気持ちを素直に表現したほうが関係満足度が大幅に向上したのです。

そこで、気になるのは「どんな言葉を交わしていたか?」でしょう。

実験では、

・「今日の夕食、本当においしかった。作ってくれてありがとう」
・「仕事を頑張っている姿を見て、感謝の気持ちでいっぱいです」

のような、日常のちょっとした場面での言葉かけでした。

これらの小さな感謝の積み重ねが、他者への理解と尊重を深め、関係性を豊かにしていくのです。

そんな人間関係の深まりは、あなたにとって幸福な生活をもたらしてくれるでしょう。

⑤積極的なチャレンジ

最後に紹介するのは、「チャレンジ」についてです。

みなさんもご存知のように幸福度は新しいチャレンジによってアップします。

私たち人間には、「変化を怖がる」という反応がありますから、基本的にチャレンジは怖いもの。

だからこそ、チャレンジの先にある幸福度を獲得することが大切なのです。

そんなチャレンジにも、感謝の習慣が一役買ってくれるのです。

なぜなら、感謝の習慣は私たち人間に失敗から立ち直る力、いわゆるレジリエンスをもたらしてくれるのです。

ニューオーリンズ大学の研究では、ハリケーン・カトリーナの被災者を対象に調査を行ったところ、「日常的に感謝の習慣がある人は、そうでない人と比べてトラウマからの回復が平均して3ヶ月も早い」ということが分かっています。

絶望的な現実を突きつけられた人も、「こんな困難な中でも、助けてくれる人がいることに感謝」という考え方により、前向きな面に目を向け、回復力を高めたと考えられています。

▼まとめ

本記事では、「幸せになるために感謝の習慣を取り入れよう!」という内容をまとめました。

これらの研究結果は、感謝の習慣が私たちの人生に大きな影響を与えることを示しています。

感謝には、心の健康、人間関係、睡眠の質、自尊心、ストレス対処能力など、様々な面でポジティブな変化をもたらす力があるのです。

小さな感謝の積み重ねが、あなたの人生をより豊かで幸せなものに変えていくのです。

いただいたサポートは、地域の「居場所」へ寄付させていただきます!