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「何を買うか」ではなく、「だれから買うか」が大切な理由

子どもと地域を結ぶ「第3の居場所」として「ピースカフェ」を運営しています。

カフェのオープン日を「中学校2年生の店長」に合わせているため、1カ月に2日ほどしかオープンしないまぼろしのカフェとしてやらしてもらっています。

提供するのは、コーヒー&マフィン、かき氷。

最近は、「流しそうめん」という飛び道具も手に入れました。

高低差とカーブがウリ

ありがたいことに、新聞やテレビで取り上げてもらって認知をじわじわと広げているのですが、何と言ってもメディアの食いつきどころは「中学校2年生が店長」、「子どもがメインで運営している」というところ。

もちろん、提供するコーヒーは、子どもたちがプロから学び、地域のマルシェで無料コーヒーとして練習をしてきたそれなりのもの。

ただ、コーヒーソムリエが出してくれる至高の一杯にはほど遠い。

しかし、ご来店いただいたお客様は、「子どもたちの夢の応援代」としてお金を落としてくれるのです。
#料金設定なしの寄付制

この「応援代」には、コーヒーの味に満足したということよりも、「あなた、がんばんなさいよ!」というプライスレスな思いが含まれている。

だからこそ、「中二店長をリーダーとした子どもたちの活動」に価値が生まれているのです。

と、長々と我がピースカフェの素晴らしさをアピールさせていただいたのですが、こういう事例って意外と身近にありますよね。

そんな事例を本記事とさせていただきます。

▼「何を買うか」ではなく「だれから買うか」が大切

くどいようですが、「ピースカフェ」が提供するコーヒーの価値を一言でまとめるなら、

「子どもが自分の夢のために淹れているコーヒー」

という「夢コーヒー」ということろにあります。

例えば、ぼくが新しいカフェをオープンしてコーヒーを提供したのであれば、それは「おっさんコーヒー」ですから、対近隣カフェとの味勝負になる。

または、スタバとの「空間勝負」になるかもしれません。

このように、同じ商品でも「だれから買うか」という視点に立った瞬間に別の価値が生まれてくる。

「人は見た目が9割」と言われますが、こんな購買活動にも「見た目勝負」のところもあるのです。

昔、とある小学校で「記念航空写真撮影」が行われました。

あの上空から学校全体を撮影して、子どもたちに下敷きとかクリアファイルとかが配付される記念行事ですね。

その計画時、2つの会社に見積もりのお願いをしてプレゼンをしてもらったのです。

ぶっちゃけ、どちらの会社もサービス内容は大きく変わりませんでした。

ただ、プレゼンをしてくれた人が、一社目は「スーツ」を着ていて、二社目は「全身緑のコーディーネート」だったのです。
#メモ帳 &ペンも緑だったんだから

ぼくは、話がおもしろかったので「全身緑男」の会社を推しました。

しかし、地域の代表者を含めたみんなは、「スーツの男」を激押し。

「説明が分かりやすかった。」
「仕事に安定感を感じた。」
「おまけのサービスもいい!」

なんて、あっという間に票をかっさらっていったのです。

もはや、まとめずとも、分かりますよね。

見た目の大切さが…

▼まとめ

本記事では、「商品は商品以外の価値にお金が払われるんだよ」という内容をまとめました。

ピースカフェのウリである「中二店長」もいつしか「大人店長」になってしまいます。

それまでの猶予期間に、きっと新たな出会いやピースカフェの成長があることを真実つつ、これからも一歩ずつ実績を積み重ねていきます。

そんなピースカフェと子どもたちの成長を見守っていただける方を大募集中!!

サポーター参加でも、リアル参加でも構いません。

ぜひぜひ、共に子どもたちの夢を応援しましょう!!


いただいたサポートは、地域の「居場所」へ寄付させていただきます!