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それって逆効果かも!失敗しがちな運営方法とは。

送って行くよりも、迎えに行く方が好きなJUNです。

保育園の話です。はい。

あの、僕に気付いて「パパ!」と、おもちゃを投げ捨てながら駆け寄って来てくれるあの瞬間。なんとも幸せを感じます。

投げ捨てたおもちゃの行方も気にならないくらい、癒されてしまうのですよね。

そんな癒される瞬間とは、打って変わって、本記事では、全然癒されない社会の現実を紹介していく回。

言わば、「そんなところ掘り返さなくてもいいじゃない。」という部分を、しつこく掘っていく記事でございます。

子育てに役立つのか?という若干の不安はありますが、興味深い内容ではあるので、「ふーん。」というテンションで読んでいただけたらと思います。

▼守られない「約束」。

先日、このような記事を書きました。

ざっくり紹介すると、

「人間は、大多数の決断に流されるから、流されてほしい方をアピールした方がいいよ。」

という、かなり小賢しい内容です。

その小賢しい記事の第2弾。

ちなみに、あなたは、「約束の時間に遅れそう。」というとき、相手方に電話をして何と言いますか。

僕は、小心者歴38年の小賢しい道3段なので、間違いなく言い訳します。

もはや、「そんな言い訳しても相手には通じないでしょ。」という状況でもとにかく言い訳をします。

保育園のおむかえに間に合わないときもそう、

心の中では「どう考えても30分以上かかるな。」と思っているのに、

「すみません。15分くらいで着くと思います。」

なんて言ってしまうのです。

自分でも、この絶妙な嘘はなんなんだと疑問ですが、本記事の内容は、そこをつつくものではありません。

結果的に30分遅れて保育園に到着。子どもと共にささっと準備。何もなかったかのように「ありがとうございました!さようなら~。」とさっそうと保育園を跡にするのですが、やっぱり引き落とされる「延長保育料」。

世の中、「さわやかさ」で何とかならないこともあります。

では、ここで、保育園側から考えてみましょう。

保育園としては、「JUNさんが遅れてきたから、30分の延長料金ゲット!ひゃっほう!」ではないのです。

「なるべく時間通りに迎えにきてほしい!」

という願いでしょう。保育士の確保等、もろもろの保育園事情がありますからね。

さて、そんな保育園の悩みを解決するために、あなたはどんな打ち手に挑戦するでしょうか。ものすごく暇だったら考えてみてください。

▼やりがちな「失敗」手立てとは。

さて、悩みの解決編。

「なかなか、親御さんが時間通りに迎えに来てくれない。」という悩みを抱えていた施設は、ある手立てを打ちました。それが、

「延長料金を設定する。」

というもの。

そう、うちの保育園です。

きっと、保育園の経営者ではなくても、「遅れた分をお金で解決する。」という手立てを思いつく人は多数いることでしょう。

しかし、これが、本記事で話題とする「失敗手立て」なのです。

なぜか、

「料金が設定されていることにより、遅れたらお金をはらえばいいという割り切ったお客さんが増加し、余計におむかえ時間が遅くなる。」

という調査があるのです。

いけないんですよ。本当は。でも、そのような気持ちを言語化すると、

「やっべー、保育園のおむかえ間に合いそうにない。どうしよ。まぁしゃーないか、延長料金払えばいいし。」

というように、「申し訳ない気持ち」よりも、「ビジネスとしての正当性」が刺激され、結局、おむかえがおそくなってしまうのです。

じゃあ、どうすればいいのか。

やはり、

「現場で働いている保育士からの訴え。」

というものが最強です。

もちろん、お金で解決できるような部分は存分に払っていただければいいでしょう。しかし、保育士さんの確保や体力的問題、そして、何よりも子どもの体調管理等、心配なことは尽きません。

そのような厳しい現実を「改善したいんです!」というように、現状を打ち出して広報していったほうが、保護者の心には届きやすいのです。

▼まとめ。

本記事では、「延長料金が、足を引っ張ることもある。」という内容をまとめました。

全然違う話題ですが、「解約料」とかも、最近は見直されていますよね。

そう、契約を途中で破棄した時に取られる「違約金」みたいなもの。結局、サービスを中断して違約金を払うと、その企業やサービスに対して「いやな感じ」しか残りません。

むしろ、「1回やめても、また戻って来てくれるかもしれない。」ということを期待して、「違約金を取らない方がいい。」なんてことも言われています。

やはり、なんでもかんでも「お金」で解決するのは、無理があるということなのでしょう。

ぜひ、「もの」なのか「心情」なのか、自分の目指す目標が達成できる手立てを選んでくださいね。



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