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計画に取り入れたい「意志力」の力
僕たち人間のかわいらしいところは、「ダメだと分かっていてもやっちゃう」ところ。
食べ過ぎ・飲みすぎ、さぼり、先延ばしなどなど。
全身全霊で生きているとはいえ、理想の自分像とは違った決断をして時には後悔することもあるでしょう。
人生という長く険しい道のりの過程は、きれい事だけでは済まないのです。
だからと言って、どうでもいいや…ということではありません。
何かしら成し遂げたいことがあるのなら、時には我慢をして失敗を乗り越えていかないといけないのです。
ということで、本日は、「理想の自分になるために欠かせない『意志力』について」をさくっと解説。
「やるかやらないか」という選択を迫られた際、心の奥底に眠る「めんどくさい」というなまけ心を説き伏せて、最善の選択ができた時、間違いなくあなたの「意志力」が活躍しているのです。
しかし、残念なことに「意志力」というのは使えば使うほど減っていくことが分かっています。
そんな「意志力」をうまく使うために心がけたいことを書いていきますね。
▼「意志力」には限界がある
ちょっと自分自身を振り返ってみましょう。
あなたの人生において、「あの選択はミスったな…」と思うことありますか。
小さなミスでも構いません。
「無駄遣いしないようにしていたのにジュース買っちゃった」みたいなこと。
そして、思いついたのであれば、そのミスが1日のどの時間帯であったかを思い出してほしいのです。
「ついついジュース買っちゃったのは仕事帰りだったな。」みたいなこと。
何をしているかというと、この「ついつい」が起きるタイミングというのは、多くの場合、仕事が一段落した午後であることが多いはず。
というのも、意志力というのは朝起きた時をMAXとすると、次第に減っていくため、1日の終わりに近づけば近づくほど欠乏しているケースが多いと思われるのです。
起こられそうな例ですが、裁判官を対象にした調査で、「午後になればなるほど過去の事例に倣った判決になりがち」という報告があるのです。
これは、注意深く考える力がすり減り、知らず知らずのうちに過去の事例で扱った「楽な選択肢」をとってしまっているということ。
もちろん、もっている意志力の量は人それぞれであっても、すり減っていくのは人間として共通。
誰しもが、疲れ切った時に判断ミスをすることが多いのです。
▼「意志力」の消費を意識する
ここまで、「僕たちの生活には『意志力』ががっつり関わっているよ」という内容を書いてきました。
そんな人間の特徴を知っておくと、判断ミスを減らし、より人生を充実させるような生き方につなげることができるのです。
言うは易しですが、大切なことは「意志力を発揮する機会を精選すること」そして「減ってきたなと思ったら回復すること」でしょう。
まずは、「意志力発揮の機会」についてですが、無駄に迷わないために、「判断基準を決めておく」ことが役に立ちます。
これは、「自分の人生において何が大切なのか?」という最大の問いに対する答えをもっていれば自ずと選択肢は決まってくる。
また、現代社会では特に難しくなってきたのですが、「マルチタスクをしない」ということは意外と重要。
忙しい現代人は、同時にいくつもの作業を完成させようとしてしまいますが、「意志力」に関して言えば一つの作業に集中して終わらせた方がよさそうです。
その際、気が散るような環境を避けることで、「注意力」の節約になるでしょう。
「気が散る」ということは、その度に「注意力を切り替えている」ということですからね。
「いろいろと手をつけた割に何も終わらなかった」なんていう残念なゴールにたどり着かないためにも、集中できる環境にはこだわりましょう。
次に意識しておきたいことは、「意志力の回復」についてです。
そう、「意志力」というのは回復できるのです。
だからこそ、「あっ、ちょっと疲れてきたかも…」という自分のサインに敏感になることが大切です。
「自然豊かな場所で散歩する」なんてがっつり休憩ができなくとも、細々とした小休憩をこまめにとることで、意志力の欠乏を防ぐことができます。
「一点集中」と「こまめな休憩」を心がけることで、僕たちの「意志力」を効率的に使いましょう。
▼まとめ
本記事では、「意志力を味方にした生活をしよう!」という内容をまとめました。
計画を立てる際、自分の能力を超えた願望的なものを作ってしまうことってありますよね。
そんな”あるある”は、計画時特有の「なんでもできる感」が働いています。
実際に行動へ移すと、様々な困難が生じて着実に遅れて行くでしょう。
「意志力」に関しても同じ。
僕たちは、自分が集中してこなすことができる作業量を楽観視しがち。
頑張れば出来る!と信じているのですが、意志力は、頑張ってどうにかなるものではありません。
建設的な計画を立てるためにも、自分の「意志力の量」にも目を向け、環境にも配慮してあげてくださいね。
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