【勉強法】「やり抜く力」と共にもちあわせたい「心構え」とは。

noteと筋トレを継続中のJUNです!

もちろん、「継続できたこと」よりも「継続できなかったこと」の方が多いのは言うまでもありません。そんな僕の人生における反省点を子どもたちに伝え、文字通り「反面教師」となっている今日この頃。

本日は、そんな話題。

「習慣術」に関する情報が世の中にあふれているということは、まだまだ「三日坊主」が存在しているということでしょう。

そんな「三日坊主さん」に向けて、「継続するこつ」のような記事も書いてきましたが、大切なことは「自制心」であることは周知の事実でしょう。

しかし、「自制心押し」をしてきた半面、いつまでも「自制心」におんぶでだっこではいけないという内容も書いてきました。

そこに付け加えておくべき情報。「やり抜く力が強すぎるあまりよからぬ方向へ進んでいってしまう。」という残念な方の特徴をまとめましたので、「やり抜く力高め」の人は、ぜひとも、読んでみてくださいね。

▶「やり抜く力」上級者が陥りがちな盲点。

早速、警鐘を鳴らしましょう。

もちろん、「やり抜く力」というのは、人生の幸福駅へ続くチケットのようなものです。あるに越したことはありませんし、獲得していることを誇りに思った方が良い資質です。

そんな「やり抜く力」に盲点があるとすれば、

「やり抜こうとするがあまり、心の柔軟性を失ってしまう。」

という懸念もあるのです。
#なぜやる気は長続きしないのか

南カリフォルニア大学のゲイル・ルーカスさんらが行った実験では、

「やり抜く力の強い人間は、タスクを完遂しようとして、誤った戦略に固執する確率が高い。」

という結果を導き出しました。

なるほど!と思ったのは、僕だけではないでしょう。

「やり抜く」ということは、「どんな状況になったとしても自分の目的を達成するモチベーション。」ですよね。

しかし、「自制心」を発揮してがつがつ進んできたものの、望んでないゴールに着地してしまうということもあり得るでしょう。

もちろん、間違ったゴールへ辿り着かないために、続けてきたことを中断することはむしろ正解なのですが、やり抜く力が強すぎるがあまり、途中で止まることができない場合が存在します。そして、見事に望んでいないゴールにまで到達してしまうのです。

ゲイルさんらは、さらに続けます。

「問題解決や試合に勝つために自分が選んだ戦略が、まったくうまくいかないのが明らかになったあとも、それが正しい戦略であることを証明しようとさらに努力を続けた。」

というなんともな結果も報告しています。

きっと「やり抜く力の強者」たちも、「あれっ、もしかすると違ったかな。」と思っていたとしても「いや、違うわけがない。結果が出るまで続けよう。」と持ち前の力を発揮してしまうことがあるということなのです。

▶心理学的にも見られる中断の難しさ。

突然ですが、「コンコルド効果」というのを聞いたことがあるでしょうか。

そうです。めっちゃ早い旅客機のことです。

もともと、イギリスとフランスの共同で開発をスタートしたのですが、開発途中で気付いてしまったのです。

「確かに速いけど、こりゃ、採算とれんわ。」

ということに。

しかし、開発を途中で止めることはありませんでした。さらに、

「明らかに赤字なのにも関わらず、運航された。」

というのですから、驚きです。

ここから分かるように、

「途中まで進めてきたことを、変更することは難しい。」

ということが言えます。

もちろん、「三日坊主」であれば、失敗とか成功とかを語る前に止めてしまっているので、それの方が問題です。しかし、「やり抜く力」が高い人たちは、方向性の違いに気付いたとしても、何とか続けて結果を出そうとしてしまうことに気を付けなければなりません。

なんとも、複雑な人間の心理を物語っている話ですが、ぜひとも、頭の隅においておきましょう。

▶まとめ。

本記事では、「やり抜く力のお供に、柔軟性!」という内容をまとめました。

何度も言いますが、「やり抜く力」がある人は、既に人生のハードルを1つクリアしているので、素晴らしいことです。

しかし、人生には、「葛藤」や「迷い」、「選択」などが、常時現れます。だからこそ、ときには「続けている自分」を客観的にふり返ることで、努力の方向性を常に確認することも必要です。

そして、自己実現のための最適な道を歩んでいこうではありませんか!!


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メンバーさんが、それぞれ自分の目標に向かって工夫して取り組んでいます。ぜひとも、互いに情報の共有、叱咤激励しつつ、高みを目指しましょう(^^♪



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