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しょーもない後悔を繰り返す理由

新年度がスタートして約2か月。

4月当初に立てた目標の進捗状況はいかがでしょう?

と、前振りをしつつ、ちょっと前にこんな記事を書きました。

「人間はすぐに目標を忘れるから、思い出す工夫をした方がいいよ」という話。

「自己啓発」というジャンルがず~っと人気なのも、一時的なモチベーションを維持できず、ひたすら仕切り直し続ける人間らしさが起因しているのかもしれません。

本記事では、「目標を忘れがち」と同じようなジャンルである「後悔したことを何度も繰り返しがち」という人間らしさに切り込みます。

ぜひとも、二度と同じ後悔をしたくない!という方は、読んでみてくださいね。

▼しょーもない後悔を繰り返す理由

最初にお断りしておきますが「後悔」というのはそんなに悪いヤツではありません。

「後悔した」という経験は、裏を返せば「伸びしろ」とも言えます。
#THE POWER OF REGRET

逆境をバネにして…なんて言いますが、人生における後悔をうまく使いこなすことで、自分の実力を最大限に発揮できることもあるのです。

ただ、人生においてそれほど大したことない所謂「しょーもない後悔」は、なんでか繰り返してしまう。

例えば、二日酔い。

「もう二度とお酒なんて飲まない」とあれほど固く誓っても、その日の夕方には颯爽と飲み会へ繰り出す人、いますよね。

例えば、渋滞。

「だから旅行は嫌なんだよ…」と悪態をつき、「やっぱり家が最高だよね!」なんて言って締めくくるなんてこともあるでしょう。

では、このようなちょっとした効果はなぜ起こるのか。

それは、「人間が楽しさのピークを記憶する」という特徴があるからなのです。

「ピーク・エンドの法則」なんて言われますが、人間は旅行中の出来事を全て事細かに記憶しておくことはできません。

じゃあ、一泊二日の思い出の中で、どこを切り取ろうかな?と考えた時、候補に挙がるのは、「旅行の中で一番心に残った時」「旅行の最後」なのです。

一泊二日という長時間ですから、渋滞だけでなく、様々なプチネガティブもあったことでしょう。

しかし、僕たちは脳の粋な計らいにより、夕食で味噌汁をこぼしたこと、財布を忘れて取りに帰ったこと、急坂で派手に転倒したことよりも、壮大な自然に圧倒されたこととか、仲間同士、未来を語り合ったことの方を優先して強く記憶してくれるのです。

だからこそ、しょーもない後悔は繰り返されてしまう。

百歩譲って旅行は、しょうがないとしましょう。

旅行は、ある意味特殊な出来事ですからね。

しかし、日常の中に潜むしょーもない後悔は減らした方がよいでしょう。

そのために意識すべきは、「絶頂の瞬間を全てだと思わない!」ということと、「終わりよければ全てよし!」で済ませないことなのです。

もちろん、どんな経験にもそれなりの価値はあるでしょう。

しかし、命の時間を自分のために使い切るには、しょーもない後悔に向かうような選択をしない方が良いに決まっています。

「気が進まなかったのにも関わらず引き受けてしまった仕事」とか、「付き合いで参加を決めた飲み会」のような出来事も、それなりに「やりがい」や「楽しさ」、そして「まぁ、やって良かったよね!」というゴールに辿りつくかもしれません。

そして、魔力は、断らない限り永遠にあなたの足かせになるでしょう。

そんな足かせを外すには、「ピーク」と「エンド」以外の過程にあるネガティブをしっかりと振り返りつつ判断し、時にははっきりと断ることなのです。

▼まとめ

本記事では、「しょーもない後悔は、未然に防ごう!」という内容をまとめました。

乱暴な話、人生の時間を充実させるには、忙しい毎日から自分の時間を捻出するしかありません。

そのためには、「やめる」という選択が最強なのは言うまでもありません。

人それぞれ大切にしている価値観は違っているからこそ、他者の価値観を追いかけることをやめて、自分のために生きようではありませんか!




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