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【後編】子どもの「考える力」を引き出す、ちょっとした工夫とは。

また、お会いしましたね。どうもJUNです。

昨日、こんな記事を書きました。

では、昨日に引き続き、「子どもの考える力を引き出す手立てとなる方法」を2つご紹介します。

▼ちょっとした工夫②~視覚化とする~

昨日の記事でも話題としましたが、僕たちの「考える力」というのは、考えれば考えるほど消耗してしまうもの。

ですから、「ここぞ!」というときのために、なるべく無駄な負荷をかけることなくリソースを温存しておく必要があるのです。

そのための手立てとしてご紹介するのは、「視覚化」というもの。

きっと授業をされている先生であれば、「視覚化」というテクニックはよく使っているのではないかと思います。

ざっくり、どんなものか説明すると、

「考える手立てとして、映像(絵)を思い浮かべてもらう。」

という手立てです。

例えば「給食当番のやり方」について話し合っているのであれば、過去の経験から、

「自分が給食当番をしているところを思い出しながら考える。」

ということで、より「考える」という行為を容易にすることができます。

やはり、「見たことないもの」や「行ったことない場所」という未知なものを「想像する」ということに比べれば、「見たことあるもの」、「行ったことある場所」というのは、映像として思い出されるでしょう。

「給食当番」に限らず、「考える」活動をする際に、子どもたちの「経験値」をもとに、「映像としてイメージしやすい手立て」を取ることで、脳のリソースを最大限に発揮することができるのです。

▼ちょっとした工夫③~より具体化する~

さて、いよいよ3つ目となりました。

最後にご紹介するのは、「具体化」の話。

もうちょっと踏み込むと、

「考えることを『人との関わり』を意識できる場面に落とし込む。」

という方法で、「考える力」を引き出すことができるのです。

この構造を使っているのは、「道徳科」。

倫理的な問題について「話し合う」ために、必ずストーリ性のある「人間同士の関わり」が教材文となっていますよね。

これは、概念的なことについて「話し合う」ための重要な手立てとなります。

ある研究によれば、

「論理的な問題について考える場合、人との関わりを絡めて問題を解説した方が、解答スピードが格段に速い。」

ということが分かっています。
#最高の脳で働く方法

このように、「話し合う」場面では、人との関わりを具体的にイメージできる場面を取り扱って考えることが手立てとなるのです。

▼まとめ。

本記事では、「ちょっとした工夫で話し合いが活性化するよ!」という内容をまとめました。

ぜひとも、ただ「話し合い」を設けるだけでなく、なるべく「話し合い」に子どもたちが集中できるよう、ちょっとした工夫を意識してみてくださいね。


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