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【子どもの友達関係】なぜ、「類は友を呼ぶ」のか

広く知られているように、子どもの性格は「親御さんの育て方」よりも「友達関係」に左右されると言われています。

そんな事実から考えたときに、思い出されるのが「類は友を呼ぶ」という慣用句。

あなた自身の経験からも納得していただけると思うのですが、きっと、学生時代は「自分の気心知れる仲間」と日々「つるんでいた」のではないでしょうか。

では、なぜこのような「類は友を呼ぶ」現象が起きるのか。

記事にしてみましたので、ぜひとも読んでみてくださいね。

▼「類は友を呼ぶ」システムのしくみ

前提となるのは、僕たち人間は、

「自分から選択して人間関係を選んでいる」

ということ。

いくら親御さんに干渉されたとしても、いくら友達関係を装っていたとしても、そのような関係性は、長くは続きません。

当然ですが、そのような見せかけの関係は、「安心できない。」というか、「本音をさらせない。」というか、「本当の自分を出せない。」というか、まぁとにかく、「居心地が悪い。」のです。

しかし、この構造をよくよく考えてみると、理想的な友達関係は、

「自分のことを理解してくれる友達」

と、言えますね。これは、

「自分の環境を安定させよう」

とする人間の策略の一部であることが分かります。

目的が、「自分の環境を安定させるため」ですから、人間関係を築いていく過程で、「自分と同じ価値観をもっているのかチェック」は、欠かせません。

ここでふたたびあなたの回想シーンを挟みます。

もしかしたら、あなたにもあるのではないでしょうか。

「出会ったばかりでお互いよくわからなかったけど、とりあえず『つるんでいた』メンバーが、しばらくしたら別のメンバーになっていた。」

なんてこと。

「最初は、なんとなく声をかけて友達になったけれど、行動を共にしているうちになんとなく価値観が合わなくて、知らず知らずのうちに距離ができていた。」

なんてこと。

もしも、お別れしたメンバーがいたのなら残念ながらその人とは、

「感覚が合わなかった」

としか考えられません。

長い人生、そんなこともありますよね。しかし、肝心なのは、

「どのような人とであれば継続した友達関係を続けるか」

ということです。実は、

「自分の望んだ反応をしてくれる友達を選択している!」

ということが分かっています。
#明日の幸せを科学する

だからこそ、必然的に

「類は友を呼ぶ状態になる!」

のです!!

ちなみに、類は友を呼ぶ状態は安心感をもたらしてはくれますが、新しい価値観との出会いという視点では、若干もの足りないかもしれません。

ときに、新参者と意図的に関係性をもつことも大切です👇

▼まとめ

本記事では、「なぜ、類は友を呼ぶ状態が生まれるのか」についてまとめました。

簡単に言えば、

「自分にとって安心できる環境をつくりたい!」

という人間の感情。言い換えれば、

「自分の価値観を受け入れてくれる人を選択している」

ということが、「類が友を呼ぶ状態」をつくり出しているのです。

ぜひとも、子どもさんの友達関係を見るときの参考にしていただけたら幸いです!!


最後に、ちょっとした余談を1つ。

もちろん「類は友を呼ぶ状態」は、最高の環境なのですが、もっと自分の成長を望むのであれば、あえて、

「自分とは違った価値観の友達」

をつくることもよいかもしれません。

そんな話もサークル内で取り上げていますので、気が向いた方は、ご参加ください。

あなたのご参加をお待ちしております(^^♪

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