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2016年のイギリスのレストラン・トレンドはこうなる(かも?)

2016年に入り、2週間が過ぎました。
今年はまだまだ始まったばかり、ということで、今年のイギリスのレストラン・トレンド予測をお伝えしたいと思います。
2016年1月5日(火)づけの、イギリスの飲食業界メディア、Big Hospitalityにあったのはこんな記事。
2016年のイギリスのレストラン・トレンドはこうなる(かも?)
Restaurant trends to watch in 2016


以下の4つの事項が今年のイギリスのレストラン・トレンドとして取り上げられています。


01. フードデリバリーはますます盛んに
昨年、2015年はミシュランの星付きレストランによるフードデリバリーが話題となったが、今年もその動きは続くだろう。
フードデリバリー・ビジネスを行うデリバルー/Deliverooは、現在イギリス国内32の都市に拠点をもち、まだまだ成長が見込める。
そして、フードデリバリーで成功するには、最新のテクノロジーに明るいことが必須である。

02. チップの行き先が明確になる
昨年秋、問題が明るみになったことに、チップは果たして従業員に支払われているのかどうか、がある( → http://ricorice.exblog.jp/23614370/)。
これまで不明瞭な部分が多かったが、政府は法を強化する見込み。今年の早い段階でなんらかの発表があると思われる。

03. コーヒー本来の味わいを楽しむ傾向に
コーヒー文化はすっかりイギリスに定着し、産業としても大きくなった。
それに伴い、顧客が求めるものにも変化があり、牛乳や砂糖を加えたタイプでなく、エスプレッソといった、よりコーヒー本来の味わいを重視する傾向に。
オンラインによる展開もさらに大きくなると思われる。

04. スタッフの賃金か?メニューの値段か?
3Kのイメージが強い飲食業界ではスタッフ確保は大きな問題である。その対応策として、それ相応の賃金を支払う必要がある( → http://ricorice.exblog.jp/23763775/ )。
また、賃金の上昇は、メニューの価格に反映される。
2016年4月より、これまでより50p高い、£7.20が時給の最低額となる。
より多くのお客を取り込むためには、メニュー価格の上昇はなるべく抑えたい。
賃金と値づけの間でせめぎ合いは今年も続く。



01のデリバリーについては、2015年イギリス訪問の際に、Deliverooのバイクを本当によく見るなぁ、と感じたのですが、果たしてその通りでした。
03のコーヒーについても、クオリティコーヒーを扱うカフェはますます増えていますし、さもありなん(よく見るのが「うちのコーヒーはモンマス/Monmouthですよ」って告知。いろんなところで見ます。モンマスはロンドンのサードウェーブ・コーヒーを牽引するひとつ)。

02と04は文章内にリンクをはったように、以前当ブログでも取り上げたトピックで、今年もその流れのなかにある模様です。


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