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俺たちみんなを助けてくれる

狭く小さな夜の中で話したことがとても大事なことだったから、
改めて記す。

ここから先のこの文章は私のXpostから転載していたり追記していたりするのだが、わたしが感じた様々なことの理由は割と政治が理由とされる事柄であると気づく。

暮らしを行う国に命じられた様々が私たちが日々をどう生きるかの選択を否応なしに左右しているのだから、
不満足な日常を生きると言うことは確実に政治的なことである。

5日目の皿を洗う元気も起こらぬほど貴方が疲れているのは
新しい機材を買うと給料日までを1500円で過ごさねばならないのは
あなたが招いているものでもあり
この国の命じる仕組みの弊害でもある。

与えられた選択肢の中で自分の生きるやり方が狭められていること、
だがこの時代だから会えた人やできることも沢山たくさんある。
もちろん何らかの恩恵もあるのだ。

これガチやねんけど、ゴールデン街でツーリストと話してて音楽の話なるねんね。
前からやねんけど昨夜は特に複数が「SHIMOKITAZAWA MUSIC  lovers City」て口にしてた。
Odakyu line、Inogashira lineってワードも出てちと胸が熱くなる。
「果てしなく歩くけどGOOD space」はthreeとbasement?て聞くと爆笑で。

フットワーク軽く旅行先でライブに行く、当たり前に隣り合ったツーリスト同士が情報交換してて嬉しすぎた。

店がWi-Fi完備でYouTubeリクエスト応えられるから、Englandからの4人組男子が教えてくれた「バカみたいでサイコーだよ」てバンドもめちゃ良くてディグる!とか話した。

YouTubeで合唱したりしてる


ロゴデザインと流す音楽で訪れる人を選別していると指摘された。自分としては思いもしないこと、だがどんな店や企画やらも来て欲しい人をイメージしてデザインされているのではないか。


深夜も4時を過ぎた頃、少し真剣な話をした。
「僕らがSHIMOKITAZAWAは良いねってライブを経験できたり、にゃきの店に来てお酒を沢山作ってもらえるのは素晴らしい事だけどそれは日本の通貨が凄く安くなってるからだよね」と瓶ビールを素手で開けてみせた彼が言う。
音楽に絡めて争いや人間の話をした。

ジャパニーズアニメのTシャツを着ていたりtattooも揃えていたり、古いハードコアバンドのTシャツを着ていたり、日本からきた文化をリスペクトしていると言う。
「ドウモアリガトウ」はランクアップしたthank youなの?と聞かれて答えに迷う。
また会おうねと握手し手を振り見送る。

ドウモアリガトウ。
Special thanks、have a nice trip
しーゆーあげーん

まだ会えるかはわからないと思う、
あなた方と交わした国と国との争いのとても悲しい話がリアルな姿でわたしたちを引き裂くならば、
あなたや私や私の愛するひとなどが
殺しあうのだもの。

願うならわたしたちが握手したその手を離さずにいたいよね
「にゃきこのカードの中から1枚選んで。選ばれた奴がここのPAYをもつから!」笑いながら今夜のbad boyに明日の君はきっとlucky boyよって笑う。
とっておきのお菓子をあげるから泣かないで!泣いてないよ!笑

順番にわたしの手を名残惜しげに握りハイタッチしたその手を、
誰かを殺すために使わないでいて欲しい

世の中は、神さまは、新宿の片隅のこんな小さな友情さえ壊してしまうような薄寒いディストピアSF映画の制作を今すぐ中止して滑稽な愛や平和を描くべきなの。

もしくはどこからともなくliquid rainbowがやってきて
俺たちみんなを助けてくれる
助けておくれ


あの夜の友達とこの曲を聴いた。
なんてcoolなんだ!と褒められて、
わたしは我が事のように誇らしかった。

「3020」と言う曲を聴いて、「それから」と言う曲を聴いて、「THE RIDER」と言う曲を聴いた。
わたしたちは同じ感動を共有した。

すべての夢には続きがあるゼ。

良かったらサポートしてください。 生きるための色々に使うと思います。 リアル世界あんまり生きれないから、 創作に全振りやとおもう。