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『生きとることを知らせておくれ』
生きとるんやね
今頃涙が出る
白とグレイの毛糸玉はあたしの足元をぐるぐる回り「行かないで」とぶうぶう言うたのよ
8年過ごしても、ああ、あんたが生きとることを、つゆとも知らなんだ
あたしは、ホンマのクズなのよ
でもあんたは生きるのね
あたしを好きだと迷いもせず言うのね
あたしの汚れた心など、おかまいなしに愛してくれるのね
隣り合う者どもも、生きとるのね
人が、そこにいるのね
教えて
『夜明けのマシンガンで撃ち抜いてくれ』
疲弊していると少しやつれてくるのがいいな
手元にマシンガンがあれば迷わず乱射やで、君たち運がいいね、あたしの手に銃が無くて良かったよね
などと妄想しつつ
マシンガンがあったとしてもあたしは、使い方を知らんので、ええとこ暴発して自分だけ死んでちょっと部屋を汚した末に嘲笑や哀れみの的になるくらいの出世劇なのだろうぜ
とヘラヘラ笑いながらYouTubeでROCKを聴いている
最近なんだかひと
『呪術的自己防衛、破綻せぬように』
プライベートスペースを守るおまじないをしている。
ひとに圧を感じるのは疲れているのだ。
「警官の命は問題ではない」Tシャツ。「黒人の命は大切である」という前作からの発展形である、と知ればまた意味が変化する。
破綻せぬように暗示と象徴でやりくりだ。
もとより強い酩酊を10代から重ねているため、感覚は人様と大きく相違する。
もっとも、幼き頃より声や音楽が色や形で見えてはいた。
今はどうでもいい。
人民新聞12/15号掲載予定『自伝的考察』②「路上の意味、10代」
人民新聞連載全5回シリーズ
『自伝的考察』②「路上の意味、10代」
校正が進んでいる
予定通り、今月も15日号に掲載される見込み
なんかもうこの回は読み返すたびに号泣に近く涙が溢れて
顔が汚れてるみたいなまんまの日々である
伸びすぎた前髪も相まって、あたしは何だか流浪者がジョークにもなんない自分に微笑む
できるなら10代、その世代にのみならず若者に関わる方たちに読んでいただきたい
幼い
『人生という賭場にて』
あたしはあたしを決して許さない
罪は消えぬから償いの成就は無い
と
背負う荷物の重さで感じるだけのこの
薄っぺらい「生きる価値」
軽いもんなんだよ
命なんてさ
そんなもんで償えねぇから
死ぬな
生きて晒して凹んで泣け、嘆け
嫌われて追われて腐ってけ
でもまだ愛されたくて挑んでけ
見苦しい自分の愛を嘲笑されよ
蔑まれ尚生きよ
あたしよ
友よ
まだ見ぬ愛の姿と形よ
あたし達を創
『さもならん君を愛さんまでも』
自分のなかの
あどけなさ
無邪気さ
好きになる気持ち、や
側に居たいと言う素直さ
また会いたいと願う人に
会える幸せや、動悸
胸の中の純粋さを飼いならせず大人になり
今もそのままの自分でひとを愛する愚鈍さ
心んなか、その奥
見失うほどの小さなあたしの切なる願いを
尊重しながらときには拾いあげ慈しむ
あたしの小ささや秘密、
哀しみや寂しさは詩を紡ぐから
そのためだけにでも
『胸の痛み』
胸が痛い
あたしには消えないシミがある
汚れた人生、夢の中、うわの空
すなわち無我夢中
ないぜ必要ないぜ
つまんないブレーキ
脱線を狙う列車
幸福の思わぬ陳腐さ
悪夢、五里霧中
幻の中だけの真理
胸が痛い
泥のように眠れや
山村礼子★にゃき
表現者
『静かな夕べの小さなレイブ』
静かな夕べに
好きな人たちの声は音楽で
あの子のかき鳴らすカサカサやコツコツに
毎度の探しものや昨日の深酒などが見え隠れして
あたしは知らぬ間に微笑む自分の顔を窓辺に見つけ
捨てたもんでもねぇと自讚する
でもどうも自嘲に見せかけるのは昔からの悪い癖だ
あ
アルペジオ
古いフレーズ、なかなかの歪むギターplay
なぜかクラシックなメロディを
先日現世よりふわり飛び立たれた魂へのレクイエムだ
Fuck'n!
あたしは汚い言葉を使い権力に中指を突き立てて生きてく
間違いないわ
怖いもんなんて無いね
残念ながら
アレを持ってれば
山村礼子★にゃき
Activist❤️