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🌻【旬杯】勝手に碧乃そら賞(短歌)🌻


【旬杯】ありがとうございましたっ✨
審査員みゆ賞🥇、審査員まど夏賞🥇、そして短歌部門の銀賞🎖️という、もったいなくもありがたい賞を贈っていただきました💖🥺💖

お礼の記事はこちらです⬇️


少しでも恩返しを……✨
そんな気持ちで、勝手に賞🎖️をお贈りします🥰
短歌一覧の記事から、詠み人がわからない状態で選ばせていただきました!

独学、自己流で短歌を詠んでいる身ですので、評を書いたりは出来ませんが、「この歌のここが好き!」という思いを込めた感想を添えさせて頂きました(*´▽`*)❀


🌻勝手に碧乃そら賞🏅🌻

(番号順)

15.梅雨の恋かたつむりよりのろくって 手も繋げない傘のせいかな

いじらしく微笑ましい恋の情景にキュン💘
「かたつむり」「傘」と梅雨の縁語で素敵に表現されているところが好きです。


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37.誰からも借りられぬまま背表紙の文字はさやけし遠く蝉時雨

炎天の外とは隔絶されたような、図書館の
しんとした空気が伝わってきて素敵です♡


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74.暮れたってまだ青色に見えていてまるで白夜のようなときめき

「暮」の橙色、「青色」、「白夜」と色彩ゆたかに
「ときめき」を彩っているように感じました♡


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163.誰そ彼見えないようで知っているようで知らないきみ星月夜

「誰そ彼」時から「星月夜」へうつりゆく景が美しく、
せつなく神秘的な雰囲気が素敵。
そして、読んだ時のリズム感が心地よいです♪


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236.しけってる恋とわかって続けてる たまに散る火が愛と呼べそうで

下の句がとても印象に残る一首✨
しけたマッチを擦れども火はつかない程度の火花、
それを「愛と呼べそう」と喩えるのが凄いです…!


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249.きまぐれな電話の声で推し測る 君のHPあとどのくらい

「君のHPあとどのくらい」という表現がキュートでほっこり♡
声を聞くだけで、相手の調子を推し量れるつよい絆を根底に感じます。


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281.ママだっこママこっちみてママじゅーす だっこだよみてるよいっぱいね

ちょうど、もうすぐ3歳の息子がまさにこんな感じで…!
子の可愛らしさと大きな母の愛を感じました♡


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305.カナカナの透明な声に目覚めれば 朝か夕かも分からぬ異界

ノスタルジックで、心に沁み入り引き込まれるようなひぐらしの声を
印象的に詠われているのが素敵です♡


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351.最後だと線香花火散りばめた光そのまま夜空になった

線香花火の火花が夜の闇に静かにとけていくーーそして星の散りばめられた空。
透明感のある夏らしい情景がとても美しいです✨


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355.風鈴も鳴らぬ猛暑の昼下がり 板の間ごろり涼は一瞬

うちの子どもたちが、少しでも涼しい場所を求めて
ゴロゴロ床を転がっているので(笑)
あ〜わかる〜!と、とても共感した一首でした✨


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368.すぺくとる 夏の抜け殻 かたわらに置く 残像の花火透きとおるまで

ひらがなの「すぺくとる」にまず心を掴まれました💘
晩夏の少ししんみりした空気感が、それぞれの単語や句から
にじみ出ているように感じました。


以上、11首になります。

たくさんの素敵な短歌に出逢わせていただき、ありがとうございました!☺️💕



記事をご覧下さりありがとうございます😊💕もしサポートいただけましたら、感謝して創作に充てたいと思います。