2024年1月の記事一覧
短歌十二首 【2023年12月まとめ】
澄み昇る月かげ木の間のあはひより冬に磨かるる君をぞ照らさむ
独り立ちして思い知ることがある きつねうどんの透きとおるだし
星屑にまぎれたまま生きてきたのに射手が狙いし紅き心臓
喪った恋を引きずる 板チョコに齧りついたらあふれる甘み
いつの間に似てきたのだろう弟の背恰好に父の面影
不確かなことほど心を締めつけて眠りを浅くする冬木立
イヤフォンで聞くきみの声しらしらと解けない魔法のように降
澄み昇る月かげ木の間のあはひより冬に磨かるる君をぞ照らさむ
独り立ちして思い知ることがある きつねうどんの透きとおるだし
星屑にまぎれたまま生きてきたのに射手が狙いし紅き心臓
喪った恋を引きずる 板チョコに齧りついたらあふれる甘み
いつの間に似てきたのだろう弟の背恰好に父の面影
不確かなことほど心を締めつけて眠りを浅くする冬木立
イヤフォンで聞くきみの声しらしらと解けない魔法のように降