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ヘバーデン結節について マイオピニオン

こんにちは。手外科医のシロクマです。年間400件以上の手術を担当しながら、手の外科疾患をお持ちの患者さんにより安全・安心・安楽な手術を届けるべく奮闘中です。

前回はへバーデン結節についての一般的な知識を解説しました。


今回はより掘り下げて、私の考え方や普段行なっている治療について、できるだけ具体的に解説していきます。

ヘバーデン結節は非常に多くの方が悩んでいらっしゃる病気です。
一方、その原因が未だに完全解明されておらず、治療法も確立していません。

そのためか、私の外来を受診される患者さんの中には
「別の病院に受診したけど、年齢的なものですと言われました」
「特にやることないとの説明でした」
とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

これらは悩まれて受診された方にとって本当にガッカリする意見だと思います。

私は手の治療に携わる一員として、ヘバーデン結節の患者さんの症状を少しでも取れるように、またあまり悩まずに過ごしてもらえるように、できるだけ選択肢を提示するという姿勢を心がけています。(それでもなかなか患者さんにとって満足な答えを出せないこともあり、試行錯誤の日々です)

この記事がヘバーデン結節でお悩みの方々のお役にすこしでも立てば幸いです。

この記事は、
・私の外来を受診された患者さんで、より詳しく病気について知りたい方
・へバーデン結節と診断されたが、治療方針について決めかねている方
・初期研修医~若手整形外科医で私の診療に興味をお持ちの方

に向けて作成しています。

一方で、
・病気についてあまり細かいことは知りたくない方、考えたくない方
にはお勧めできない内容となっておりますのでご了解ください。

尚、個人的見解が非常に多いため、広く一般に見ていただくと誤解や間違った解釈を生じる可能性があると判断し、有料とさせていただきます。

また内容はあくまで私の個人的意見や方法ですので、現在治療中の方はご担当の先生のご意見と異なる可能性が十分にあります。ご了承の上、お読みください。またご担当の先生に意見を押し付けたりしないよう十分ご注意ください。


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