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【INTERVIEW】Dead Horse One―まず、『The West Is the Best』は、ベトナム戦争のドアーズによるコンサート中にモリソンが発した皮肉なフレーズであることを言っておこう。社会は常に人口統計学、戦争などに応じて進歩的または伝統主義的な流れの中で交差している。

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■ISSUE FIVE(2021)

フランスのシューゲイズ・バンドDead Horse One(デッド・ホース・ワン)は実に誠実で音楽愛に溢れた連中である。
だから、もしシューゲイズが好きならDead Horse Oneの作品は手に入れるべきだ。
RIDEが好きなら、My Bloody Valentineが好きなら、The Brian Jonestown Massacreが好きなら、House Of Loveが好きなら、Fleeting Joysが好きなら、The Horrorsが好きなら、TOYが好きなら、Alcestが好きなら、Pity Sexが好きなら、そのどれかが好きなら彼らの作品は手に入れるべきだ。
実力も折り紙付き。サイケデリアとロックの正道を実直に突き進むDead Horse OneからOlivier Debard(オリビエ・デバード)がインタビューに答えてくれた。

Dead Horse One(デッド・ホース・ワン)は2011年に結成、翌年にフランスのCranes Recordsより『Heavenly Choir Of Jet Engines』をリリース。2013年にはRIDEのMark Gardener(マーク・ガードナー)によるプロデュースで『Without Love We Perish』をLa FaceCachèe(EU)とHands And Moment(JP)よりリリース。これはシューゲイズ・ファンには説明不要だろう。
その後もThe Liverpool Psych Festへの出演など精力的に活動を続け、セカンドアルバム『Season Of Mist』を2017年にリリースする。カリフォルニアのシューゲイズ・バンドFleeting Joys(フリーティング・ジョイス)のJohn Loring(ジョン・ローリング)がプロデュースを手掛けている。
RIDEとのヨーロッパツアー、The Brian Jonestown Massacre(ブライアン・ジョーンズタウン・マサカー)とのフランスツアーを行い、その後もパリのGibusでNothingと共演するなど勢力的な活動を続けている。2019年には共同制作者にJohn Loring(ジョン・ローリング)、ミキシングにMark Gardenerを迎えて制作された3rdアルバム『The West Is The Best』をリリースしている。

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