見出し画像

100話で綴るお母さんが夢を叶えた奇跡の出愛のストーリー⑭表では明るいけど心は闇な女の子

自然遊びも楽しく小学校での生活も充実していましたが、一点私の心を蝕むことがありました。
それは小学校1年生の時に校内放送で流れた映像。そこにはどもる先輩の姿がありました。
その姿に衝撃を受けた私はなぜか同じように言葉に詰まるようになってしまったのです。とにかく「吃音」という症状を強く意識してしまった瞬間でした。

それからは「緊張」ということをどうコントロールするかを常に考えるようになりました。顔は笑顔でもずっと緊張している、そんな状態でした。

クラスでは授業で本読みを当てられるのが怖くて緊張し、言いづらい文章の始まりだと、声が詰まって出なくて真っ赤になって恥ずかしくて。
普段はよく話すんだけど、早口でよく「は?」と聞き返されることが多くて。舌が短くて滑舌も悪くて話すことにコンプレックスを強く持っていました。でも作文を書けばみんなの前で読むように言われるので、言いやすいように書く知恵までついていました。


この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事はいづれ本にしたいと考えています。同じような悩みを抱えてらっしゃる方の気持ちが少しでも前向きになればと思って書いています。ご協力お願いします。