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100話で綴るお母さんが夢を叶えた奇跡の出愛のストーリー㉛語り継がれるクリスマスの切ない思い出

クリスマスになると、毎年思い出す話があります。我ながら良いお姉ちゃんでした。クリスマスにサンタがプレゼントを持ってこないことに早々と気づいてしまった私。まだ信じている妹達にプレゼントしたいと、近所のお店でキャラメルとボールペンを買います。妹達には気づかれないように「サンタさんが来るから靴下を枕元に置いておくんだよ」と伝えます。

妹達が眠りについた後に私は買ってきたキャラメルをこっそりと靴下に入れました。でもね、何だかそのキャラメルが食べたくなってしまったんです。
ついつい、箱をあけて数個食べてしまいました。

翌日、妹が「あ~、サンタさんのプレゼントだ」と靴下を触っていました。キャラメルを開けると、あれ?すでに食べてある。感の良い妹は「これ、姉ちゃんが入れたんでしょ?」と気づかれてしまいました。でも、妹達を思う気持ちは伝わったようで、この話は40年近く経った今でも笑い話として毎年話題になります。

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