見出し画像

リモートワーク組織を支える「最小アイテム」から”立替経費”をなくしたい(株式会社キャスター様) | paild導入前インタビュー

こんにちは!paildセールスチームの濱田です。

法人カード発行サービスpaild(ペイルド)は、今夏にサービスを発表して以来多数の反響をいただき、想像以上の皆様に事前登録していただきました!

今回のnoteでは、

 - どのような課題に対してpaildが役立ちそうか
 - paildに期待していること

を、事前登録いただいた企業様に伺う「paild導入前インタビュー」シリーズ第二弾です!

今回は「全メンバーがリモートワーカー」で有名な株式会社キャスター様に登場いただきます! 

先進的な”働き方”を実践されている株式会社キャスター様がなぜそれを実現できるのか、そのあたりからお話はスタートします!


--- ≡ヘ(* ゚-)ノ ---


株式会社キャスター

業界:人材・派遣・業務支援
事業概要:秘書・人事・経理などのオンラインアシスタントサービス「CASTER BIZ」や、プランニングからスカウト・日程調整まで一括で行う採用支援サービス「CASTER BIZ recruiting」などを提供。2014年創業。
従業員数:約700名(グループ会社、社員契約、業務委託契約のメンバーを含む)

「労働革命で、人をもっと自由に」をミッションに、完全にリモートで働く優秀な人材が幅広い業務をサポートする「オンラインアシスタント」という領域をつくり、1000社以上の企業に導入実績を持つ株式会社キャスター様。700名以上のメンバーがリモートワーカーであることでも知られています。

5月に取締役CFOに就任された平川秀年様にお話を伺いました。


フルリモートワーク組織を支えるアイテムはごく少数。社員の自律自走を支え、促すようなルールと運用を追求したい


ーーこんにちは!今日はお時間ありがとうございます!

平川様(以下、敬称略))こんにちは。

ーーわざわざお越しいただいてすみません。
(インタビューは株式会社Handiiのオフィスで行いました!)

IMG_0891_補正

平川)いいえ。私もリモートワーカーなので、基本的に「会社に来てもらう」みたいな感覚がないんですよ。

ーーえ! じゃあ、普段のお仕事はご自宅でされるんですか?

平川)そうとも限りません。よく誤解されるんですが、「リモートワーク」と「在宅ワーク・在宅勤務」はちがうものなんですよ。在宅ワーカーは自宅での作業を基本とします。他方でリモートワーカーは、家で仕事してもいいし、カフェでもいい、オフィスでもいい。キャスターには現在、全国各地、海外15カ国にメンバーがいます。個人がもっともよいと思う場所で働くことができるというのがリモートワークなんです。

ーーなるほど。

平川)オフィスもありますよ。

ーーでもほとんどの方がリモートワークをされていて、オフィスは閑散として寂しいんじゃ・・・。

平川)確かに、一般的なオフィスのイメージとはちがうかもしれません。東京のオフィス(キャスタースクエア東京)に用意しているデスクも5席のみです。キャスターで働く人にとってのオフィスは「選択肢の1つ」。オフィスで働くという選択肢をつくるために用意しているオフィスなんです。

ーーオフィスで働くのが当たり前、という感覚がすでにちがうんですね。リモートワークの最先端を質高く実践されている貴社ならではという感じもして、勉強になります・・! でも、具体的には全然想像がつかないところもあります。例えば入社時の手続きや、新しく入ってきたメンバーに会社が用意するものって、何があるんですか?

平川)PCのみです。

ーーえ!

平川)ソフト面ではChatwork、slackなどのアカウントを用意して。それらは生命線でもありますね。それで始められるし、それさえあればどこででも働けるようにしています。

ーーオフィスの入館カードみたいなものは・・?

平川)キャスタースクエア東京にはありません。受付があるシェアオフィスで、キャスターのメンバーであればいつでも使えるようになっています。そのあたりはマニュアルを社内に公開して、メンバーが各自の判断で使えるようにしています。

ーー自由度も高いですが、各個人の判断にゆだねられる部分がかなり大きいですね。

平川)そうですね。

ーーどうしてそれが可能になっているんですか。

平川)採用の時点で高い基準を設けているところが大きいかもしれません。キャスターではオンラインアシスタントとしてクライアント企業の業務を行うスタッフも採用していますが、100人に1人の通過率という厳しい選考と、1ヶ月半程度の研修も行なっています。運営会社のキャスターの採用においてはさらに厳しく・・・といった面もあるかもしれません。プロフェッショナルな方を採用していて、自律自走できる社員が多いです。

ーーなるほど。

IMG_0856_補正

平川)paildはこの自走型の組織の中で使える場面がありそうだなと感じていますね。

ーーあ、お役に立ちそうですか?

平川)ええ。各メンバーが会社のために、自律的に様々な動きをしてくれているのが弊社の強みではあるんですが、その動きのために経費がかかるなら、paildで支払ってもらうというのがいいなと思っているんです。具体的には、広報のメンバーや、副業を生かしてネットワークを広げて会社の宣伝をしてくれるメンバー。交通費の他に、セミナーの会費や打ち合わせ費用なども発生します。

ーー立替経費の負担を減らしたいということですか?

平川)はい。基本的に、会社のために動いてくれている社員に一度負担を負わせるというのに違和感があるんです。それから、コストの問題も。まず従業員は立て替えなくてはならない、ここで従業員には一時的にコストを負担させてしまう。さらに管理部門としては(経理が)立替経費精算をしなくてはならない。特に経理としては、従業員がいくら立て替えたかの情報を収集していかなくてはならい。

ーーそうなりますね。

平川)二重、三重のやりとりが起こっていると思うんです。これ、一回でいいはずですよね。従業員が支払う段階で会社の「おさいふ」からお金を支払えたら終わりです。

ーーなるほど。

平川)他にも、社員が自主的に「オフラインミーティング」を開催するのを会社で補助を出してサポートしています。

ーーそれはどんなものですか?

平川)ミーティングや飲み会なんですが、縦割りではなくて、地方で「集まりやすい人が集まる」感じです。リモートが基本で寂しい時もあるというのもありますし、メンバーが地方に分散していたりするんですね。強制参加ではなく、自主的に集まるというのがいいんですが、でもこれも現状、立替なんです。

ーー地方ごとですか。いいですねえ。

平川)東北とかは広いんですけどね、それでも開催されてます。

ーー決済に既存の法人カードサービスは使わないんですか?

平川)法人カードを社員に配ると考えると、既存のサービスは発行にかかる手間が大きすぎるんです。せっかく便利な社内インフラを整えようと思い、それによって生産性も高まると期待しているのに、発行する手間がそれ以上にかかってしまったら仕方がないですから。

IMG_0873_補正


立替経費精算、KPI管理・見える化を担う「ビジネスオペレーション部」がpaildを活用していくイメージを持っている


ーー交通費やイベント、地方単位でのチームビルディング費・・・。なるほど、そういうことに立替経費が発生ししているんですね。具体的に貴社での「立替経費精算」は、現状ではどんな社内プロセスになっているんでしょうか?

平川)要になっているのが「ビジネスオペレーション部」の役割です。経費を立て替えた社員は経費精算システムで領収書・レシートの写真をとり、システム上にアップロードして、金額や用途を入力して申請します。申請先がこの「ビジネスオペレーション部」なんです。「ビジネスオペレーション部」は申請された情報が職務権限の販管費のルールや予算など範囲内であることを確認して経理プロセスにまわします。

ーーなるほど。

平川)「ビジネスオペレーション部」は他にも管理会計の役割も果たします。プロダクトごとのKPI数値の動きを社内に見える化したり、役員に週次・月次で報告したり

ーー重要ですね。

平川)「ビジネスオペレーション部」にpaildの利用明細の閲覧権限を持たせることを考えています。

ーーあ、それはまさか。

平川)はい。プロダクトごと、または用途ごとにカードを分けるといった使い方を考えているんです。広告費など、媒体によってばらばらの広告管理画面に「ビジネスオペレーション部」が直接アクセス権限を持って、数値を取りに行かなくても、支払い方法がpaildなら、「paildの管理画面」で支払い情報を取り出すことができますよね。しかもカードごとに整理することもできます。レポートしたい情報に応じた使い分けができると思っています。

ーーありがとうございます!

平川)paildには他のシステムとの連携にも期待しています。

ーー連携!

平川)今後、経理の仕事も変わってくると考えています。決済、会計、経費申請など、様々なシステム間の自動連携が進んでいくことによって、「仕訳を切る」ことではなく、「仕訳を効率的に切る仕組みづくり」に経理がまわることができる。その方が全体の効率化は進みます。現場にも経理にも効率的で生産的なプロセスになっていくと思います。

paildに一言お願いします!


ーー平川様、ありがとうございました! 最後にあつかましいお願いなのですが、paildに一言メッセージをいただけないでしょうか?

平川)え、難しいですね・・。

ーーすみません!

平川)そうですね、paildはいろんな面で使っていくつもりなので、企業決済のスタンダードになってもらいたいです。「クレカで支払いますね」って言うシーンで、「paildで支払いますね」って言って通じるような。「CASTER BIZ」もお客様は法人ですから、事業面でも使えるかもしれないと思っているんです。

ーー事業面でも?

平川)クレカのご用意が難しいお客様でも、その場でpaildを発行してもらって、お支払いを開始することを可能にするだとか。自分たちだけでなく、社会全体に行き渡ってスタンダードになると便利だろうなと思います

IMG_0880_補正


ーー平川様、ありがとうございました!ご期待に応えられるよう、paild開発チーム一同がんばります!

--- ≡ヘ(* ゚-)ノ ---


今回は、株式会社キャスター平川様にお話を伺いました。

お読みいただいた方にも同じような課題をお持ちの企業様がおられましたら、ぜひpaildにご期待ください!


paildの事前登録がお済みでない企業様は、こちらからご登録ください!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?