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【漢詩】7/2の練習と七夕伝説

7月になりました。

コロナ禍でなんやかんやバタバタしているうちに2020年も折り返し。後半はなんとか日常を取り戻したいものです。

チームの保護者会もOB会も、今年はオンラインで実施する方向で考えています。例年と色々とスケジュールがずれているので、毎年の企画も練り直さねばなりません。バタバタです。

チームは新入部員が確定しましたので、中1、中学新チーム、中3、高校生と4つのカテゴリ分けを意識してトレーニングを回しています。60人でコートは1面しかないため、効率よく練習するのもなかなか難しい状況。

中学新チームは例年とは違ったペースで戦術指導をしなければならず、定着度がまだまだ。精神面でも伝ねばならないことが山積み。

結果、高校生はほとんど放置…自分たちで頑張る力があるのは素晴らしいけど、コーチとしては申し訳ない気持ち。

でも、いつもと違うからこそ、新しい発見もあるし、マンネリから脱却ができるハズ。ポジティブに考えよう。

梅雨時は練習計画を立てるにしても天気予報のチェックが欠かせません。誰か5億円くらいで冷暖房完備ハンドボールコート2面の専用体育館買ってくれないかなあ。


さて、天気を気にすると言えば、この時期はやはり七夕ですね。

〔漢〕無名氏「古詩」
迢迢牽牛星 皎皎河漢女
繊繊擢素手 札札弄機杼
終日不成章 泣涕零如雨
河漢清且浅 相去復幾許
盈盈一水間 脉脉不得語
【書き下し文】
迢迢たる牽牛星  皎皎たる河漢の女
繊繊として素手を擢んで  札札として機杼を弄す
終日章を成さず  泣涕零ちて雨の如し
河漢清く且つ浅し  相去ること複た幾許ぞ
盈盈たる一水の間  脉脉として語るを得ず
【現代語訳】
はるかかなたの彦星 白く輝くは天の川の織姫
ほっそりとした白い手を差し出し さっさっと音をたてて機織りをする
ひねもす織っても模様が出来上がらす 涙が落ちて雨のよう
天の川は清く澄んで浅く はなれた距離はどれくらいか
一筋のあふれる川がふたりを隔て 遥かはなれて語り合うこともできない

これより古い『詩経』にも牽牛織女の伝説は登場するのですが、こちらの方が現代の七夕伝説のストーリーがイメージしやすいと思いますので。

織姫も彦星も勝手にイチャイチャしといてくれって感じですが、雨降りだと練習ができないのでぜひ晴れてほしい。

あ、「掃晴娘」に祈ればいいのかな。

安井直人

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