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【漢文】風鈴

長男にオセロを教えました。

勝ち負けにはまったくこだわらずに、ひっくり返してあーだこーだするだけで楽しいようです。

中高生の部活動だと勝ち負け=次のステージの大会と繋がっていくため、勝負にこだわらなければならない場面もあります。現在のシステムでは、全員に競技を楽しんでほしいという部分との折衷点をどこかに設定しなければなりません。

そのシビアさと活動方針を理解してもらうために、チームでは全国大会出場という目標設定をベースにしているんですけどね。チャンピオンシップでは活躍できない選手が輝ける場を設定するための工夫は不可欠です。

指導のコンテクストを理解してもらうのは難しいです。

子どものスポーツに入れ込む毒親、毒コーチは、低迷チームのファンから何を学べるのか(谷口輝世子) - Y!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/kiyokotaniguchi/20200726-00189893/


さて、暑い夏を涼しく過ごすためのアイテム、風鈴についてご紹介します。

『開元天宝遺事』占風鐸
岐王宮中、於竹林内懸砕玉片子。毎夜聞玉片子相触之声、即知有風。号為占 風鐸。
【書き下し文】岐王の宮中、竹林内に於いて砕玉片子を懸く。毎夜玉片子の相触の声を聞き、即ち風有るを知る。号して占風鐸と為す。
【現代語訳】岐王の宮中の、竹林の中に砕いた宝玉のかけらをつるしておく。毎夜、かけら同士が触れ合う音を聞いて、風が吹いているのを感じる。名付けて占風鐸とした。

風鈴は、唐の玄宗皇帝の頃には使われていたようですね。竹林にかけて風の音を聞くもので、占いを兼ねていたようです。

最近は音くらいではどうにもならない暑さです。エアコンを上手に使って、熱中症を防いでください。


安井直人

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