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【読書記録】一生懸命の教え方 小倉全由

読んだきっかけ

①部活指導をしていて、子どもたちのモチベーション維持に課題があった。そこを解決して、毎日の練習に一生懸命取り組めるようにはたらきかけたい。
②「ダブルゴールコーチ」で得た知識を、日本版で表現している人がいないか探したい。


学んだこと

  • 注意することを躊躇しない。その子がいずれ恥をかく

  • 技術の前に思いやり

  • 頑張る方法は身をもって教える

  • 自主的に行動する心をはぐくむのは謙虚な姿勢

  • 手を抜くことに対して根気強く叱る

  • あえて失敗を奨励する(次に成功させるための失敗、自分のプレーを思い出させる)

  • 技術を向上させる具体的な褒め方

  • キャプテンを1年の春に指名する。キャプテンとして成長する期間を作ってあげる

  • どんな相手にも敬意をはらう。試合ができること、練習ができることに感謝する

  • ガツンと叱ってあとはあれこれ言わない

  • 学んだことは自分なりにアレンジして信念を持って指導する

  • 不良行為をする子の心の底を知るためにたくさん関わってあげる

  • 保護者は試合のことを細かく言わない

  • 保護者に生徒側から「今日の試合どう感じた?」って聞くと応援も増すかもしれない。そう聞いてくる後輩はかわいい。

  • 学校にいる人全員を味方につける

  • 基準点に達しなければ控え。みんな同じ。

感想

神コーチ、ダブルゴールコーチという本との出会いをきっかけに、コーチングについて学んだ。その3冊目。ダブルゴールコーチの「どこで勝つか」という考え方を日本版で追及した形の内容だった。「相手を尊重」ではなく、「自分が謙虚」にと書かれているのが日本らしいなと感じた。
やはり、ジュニア世代の部活指導のゴールは人間性の育成。競技上の勝ちにこだわっても、人生に勝てる人に育っていなければ、その子が損をしてしまう。現在意識している指導方法は間違っていないと再確認した。


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