外部コーチとの関係性
今年赴任した学校、実は、長年指導してくれている外部コーチが、練習を見てくれています。「長年」と簡単に書きましたが、20年以上指導されている方と、15年以上されている方の2名。自分の子どもも在学していない中、これだけの期間を地域のために費やしてくれる人の存在は、とても貴重なものだと思います。私が同じ立場なら・・・できませんね。
私は、10年以上、チームのメイン指導者として技術指導をすることが多かったので、初めての環境に戸惑いながらも、立ち位置を探ってやっと見つけることができました。
まずは前提として、私は部活指導は好きだということ。子どもたちが、自分の興味があるスポーツに目を輝かせて取り組み、努力を重ねてめきめきと上達していく姿を近くで見られるのは、幸せな時間です。
ただ、私の幸せな時間のために、地域で長年指導しているコーチの方を「今年から私がいるのでメインで見なくていいですよ」なんて図々しいことは言えるはずもありません。
そこで今年見つけた立ち位置として「平日の技術指導者」という位置をとることにしました。外部コーチの方は、平日は仕事があるため練習を指導できません。その時間を使って、休日の部活でうまれた課題を解決するトレーニングを組んでいく立場をとることにしました。そうすることで、メイン指導者を外部コーチにしながら、私も子どもたちの成長を見守ることができ、休日は体育館で我が子と遊びながら、外部コーチの指導を見学する。休日の練習の最後に「平日に何かさせておくことはありますか?」という一言をかけて、1週間の課題を整理する。という立場。
これが一番、大人が心地よく、子どもたちも迷いが少ない方法だと感じました。
指導者が増えることで一番問題なのは、様々な方向からアドバイスがとんでくることです。よかれと思って大人がしたアドバイスが子どもを混乱させ、思考停止につながってしまいます。
それを避けることができ、かつ大人も心地よい関係が作れる立ち位置。1か月ほどかかりましたが、ようやく見つけることができました。これから5年間、協力して子どもたちを成長させて行けたらと感じます。
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