【特別企画】高専卒業生の声【No.4】イメージングに憧れて大学院へ進学!
概要
博士前期課程1年生の山元樹さんは、富山高専から大学院試験を受けて入学されました。入学前にはイメージングに対する強い想いをお持ちになって、現在では3D微細加工とラマンイメージングの研究に従事されています。その間、海外渡航するなど、挑戦的な研究活動を藤田克昌教授の研究室で進められています。情熱を感じられるインタビューとなりました。
Q1:ずばり、大学院に入学したきっかけは何ですか?
山元さん:高専時代に中赤外分光を利用した微量気体濃度の検出方法について研究していました。気体のスペクトルを測定することでその特性を分析することができるところや自分の構築したシステムを機能させることができるところが楽しかったです。しかし、研究を進めていくうちに次第にスペクトルをとるだけではなく、イメージングをしてみたいと思うようになりました。そこで、大学院進学を決心し、様々な研究室を調べたところ藤田研を見つけたといった経緯です。
Q2:大学院にチャレンジする上で、大変だったことはありますか?
山元さん:阪大に限った話ではないと思いますが、院試に関する情報が少なかったことが該当します。試験対策も大学によって異なるので、複数校を受験するとなるとそれぞれの対策が必要になります。私の場合は、高専出身という同じバックグラウンドを持った中村先輩が親身に教えてくださったおかげで合格を掴むことができました。
Q3:阪大に入ってみて感じた魅力、大変だった経験等を教えて下さい!
山元さん:魅力的だと思った点は挑戦できる機会が多いことだと思います。藤田研に配属し、研究テーマを決めた1週間後には北京にある共同研究先の大学への渡航が決まり、1週間滞在した経験があります。藤田先生の人望の厚さや教育のおかげで学生としては非常に多くの貴重な経験をさせていただいていると感じています。大変だと感じる点は、それらの経験を自分のものにするために勉強し続ける必要があることだと思います。そのために、ミーティングに必要な英語力や研究力に関して、努力を継続しています。
Q4: 修士に進んだ理由を教えて下さい。
山元さん:入学したきっかけでも述べましたが、一番の理由はレーザーを使ったイメージングをやってみたいと思ったことです。学士卒で就職することも考えましたが、もっと研究をしてみたいという思いが強く残っていたからだと思います。修士に進まないと経験できないことや学びが必ずあると思いましたし、社会に出る前に、それらの経験や学びを自分の強みにして自信をつけたいと思ったのも理由の一つです。
Q5:これから応物コースを目指す後輩へのメッセージをお願いします!
山元さん:何事もそうですが、自分の選択に自信と責任を持つことが重要だと思っています。外部から入学することは不安が多いと思いますが、阪大に入ってこんなことをしたい、こんな自分になりたいといった熱意をもって挑戦していただきたいです!!そのチャレンジしたい学生に対して、優しい指導や手厚い支援、それらに加えてチャンスも与えてくれる良い環境が大阪大学大学院にはあります。