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〈冬季限定シングルオリジン〉これぞお茶のサラブレッド!「さえみどり」

<本記事は2023年12月に更新しています>

〈お茶のサラブレッド「さえみどり」とは〉

当店の「さえみどり」は単一農園の有機栽培茶です

日本茶には100種類以上の品種があると言われますが、そのなかでも「お茶のサラブレット!」との呼び声の高い「さえみどり」
サラブレッドと呼ばれるからには、その両親にあたる品種が気になるところですが、当然その血統は申し分ありません。

まずは「さえみどり」の父親にあたる天然玉露とも称される「あさつゆ」
玉露といえば高級茶の代名詞です。
「あさつゆ」は、手間暇をかけて作り出される玉露ならではの「濃厚な甘みとボディのある味わい」を天然由来で備えている品種です。

一般的な玉露は、一定期間覆いを被せて日光を遮ることにより、茶葉の旨味や甘味を引き出しますが、この手間暇のコストにより、玉露の値段はどうしても高くなってしまいます。

伝統的な玉露の栽培方法
棚を組み、葦簀(よしず)等で日光を遮断します

一方、「あさつゆ」は、もともとの品種特性として、玉露に劣らない「深くて濃い味わい」を備えています。
つまり、玉露のテイストをリーズナブルに楽しめることが、天然玉露と称される「あさつゆ」の良さといえます。

そんな魅力をもった「あさつゆ」ですが、弱点もあります。
それは病気や寒さに弱いことです。

競走馬でたとえるなら、良馬場かつ芝2000メートル以下までなら申し分なくその実力を発揮する天才気質のスピード馬でありながら、天候不良・重馬場では本来の力を発揮できないのが、「あさつゆ号」なのです。

そして、この弱点を補うのが「さえみどり」の母親である日本茶品種の代表格「やぶきた」です。

現在、国内での日本茶の作付面積の約8割で「やぶきた」が栽培されています。
というのは、「やぶきた」には日本茶ならではの「味・香り・色・かたち」のバランスの良さに加えて、そのベースに「力強さ、育ちの良さ」があるからです。
現存する日本茶品種のなかで、消費者・生産者の両者にとって最もメリットの大きい品種といえます。

サラブレッド品種「さえみどり」は、病気がちでありながら才能に恵まれた天才気質の父「あさつゆ」、そして、バランス感覚とこの世を生き抜く力強さを備えた母「やぶきた」、この両親のもとに誕生しました。

日本茶の偉大な母「やぶきた」を発見した
杉山彦三郎(1857~1941)
その功績を称え駿府公園(静岡)には銅像も(写真:上)

〈モノづくりについて〉

当店の「さえみどり」は、親子三代にわたってお付き合いをしている鹿児島県霧島市の西製茶工場から仕入れています。

西製茶工場の茶畑は、60ヘクタール(東京ディズニーランドは50ヘクタールです!!)という広さ。

無農薬・無化学肥料の有機JAS認証取得(日本国内)に加えて、一般的に難易度が高いとされる海外輸出向けの有機認証も取得し、世界トップレベルの有機品質を誇ります。

また、機械化や標準化を進め、常に茶畑の改善・改良に努めることで、その品質と生産効率を高め、国内トップレベルの茶畑の地位を築いています。

その一方で、実際に茶畑に足を運んでみると、効率化や仕組化だけにはよらない、「ヒトの力」を信じた取り組みを数多く目にすることができます。

大規模かつ良質な茶畑の必要条件である「機械化」「最新化」に加えて、手作業でしかできない「小さくとも大事な取り組み」を掛け合わせ、西製茶工場ならではの〈モノづくり〉はおこなわれます。

上記の写真は全て実際の茶畑で撮影したものです
全国的に後継者・人手不足が叫ばれるなか
活気のある茶畑です

〈プロダクトについて〉

「さえみどり」は、当店の「季節限定のシングルオリジン(単一農園/単一品種茶)」のなかで最も人気の高い商品です。

見た目は鮮やかな緑色、その味わいは緑茶ならではの自然由来でありながら、濃厚な甘みと深いコクを感じることができます。

冬の寒い時期に熱めのお湯でも美味しく淹れていただけるよう、蒸しをやや強くして苦味を削り、爽やかな渋みのみをその後味で感じていただけるように仕上げました。

ご自宅使いでも、ご来客時にも、「さえみどり」を淹れていただければ「ん?このお茶は何かが違うな」と特徴が出しやすいお茶です。

普段お茶を飲み慣れていない方にも、「このお茶が好き!」と気に入っていただきやすい商品といえます。

〈販売ページのご案内〉

2ヶ月ごとに30g×2種類の季節の日本茶が届く定期便「季節のお茶便り」の12月回にて、こちらの「冬季限定茶 さえみどり」をお届けします。
いろんな種類の季節のお茶を、少しずつお楽しみたい方はこちらがおすすめです。

オリジナル茶缶がつく、全6回版(1年コース)はこちら

全3回版(半年コース)はこちら

〈淹れ方&楽しみ方〉

手間ですが、慣れないうちは計量をお薦めします

〈淹れ方①〉温かいお茶の淹れ方
【お一人用】
  茶葉の量:5g
  湯量:120ml
  湯温:75℃
  抽出時間:30秒

 【お二人〜三人用】
  茶葉の量:6-8g
  湯量:200ml
  湯温:75℃
  抽出時間:30秒


【湯温の調整方法】
・沸騰したお湯を湯呑みに移して湯量をはかり、急須へ
・氷を1-2個急須に入れ、氷に当てるようにしてお湯を注ぐことで、湯呑みを使わず直接お湯を注ぐことも可能です

【美味しく淹れるポイント】
・湯呑みにお茶を注ぐときは、一気に注ぐのではなく、3回程度に分けて注いでいただくことで、急須の中の茶葉が適度に揺られ、旨味が抽出されます
・最後の一滴は、茶葉の旨味が凝縮された「ゴールデンドロップ」です。急須の中にお茶を残さず、最後の一滴まで湯呑みに注ぎきってください
・2煎目は、10秒程度サッと抽出してお淹れください。3煎程度お楽しみ頂けます

〈淹れ方②〉ボトルによる水出し煎茶
 茶葉の量:10-15g(濃い目)
 湯量:750ml
 湯温:常温
 抽出時間:冷蔵庫で3時間以上

最短3時間で抽出可能ですが、ご就寝前や出勤前に冷蔵庫に仕込んでいただき、じっくり長時間抽出していただくことで、より深い味わいになります。
お茶が減ってきたら、上から水を継ぎ足していただくことで、2煎目までお楽しみいただけます。
冷蔵庫で保管し、仕込みから2日間を目安に飲み切るようにしてください。

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