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Making Shadow (セルフライナーノーツ)

3rdシングル「Making Shadow」について。

この曲、実は元々別のアレンジで作った曲で、割とテンポ感の良い、ファンク色が強い曲でした。

歌入れも含めてミックスダウンまで全て録り終えていた曲でしたが、いまいち納得出来ず、再度作り直し、今回の形に落ち着きました。

実は、HANCEの楽曲の制作過程において、割とこのようなパターンは多く、その度にプロデューサー&アレンジャーの石垣さんに多大なご迷惑をおかけしてしまっています(笑)

もしかすると半分ぐらいの曲は、完パケしてももう一回リアレンジしているかも(笑)でも、少しでも自分で納得出来ないものをリリースすることは、聴いて下さる方に不誠実だと感じてしまうので、こればかりはしょうがないですね。

個人的には、この曲の一番好きなところはリズムトラックです。僕は普段、自分で作った曲を車でドライブしながら音の細かい部分をチェックするようにしています。

車で音楽を聴く方はわかっていただけると思いますが、低音が聴いたリズムトラックは曲全体の臨場感を色濃く演出してくれます。(ベースの厚みも車だとどっしり聴こえますね)

もちろん、楽曲によってそれが良し悪しだったりするのですが、「Making Shadow」に関しては、全体のメロウなテンポ感と曲の世界観が、リズムトラックのソリッドな質感とマッチしているように感じています。

歌の部分で言うと、最後のコーラス部分が個人的には気に入っています。こちらのパートも元々は無かった部分ですが、今回のアレンジに落ち着いた後、イメージが湧いてきて入れることになりました。

「Making Shadow」はメランコリックで官能的なイメージを大切にしたいと思いながら作りました。メインボーカルパートではドラマチックに展開していく感情の遷移を表現し、最後のコーラスパートで、情緒的になりすぎた部分を中和しています。 HANCE








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