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漆器職人・漆作家・漆芸家

はじめに

広い意味でいう、
「漆を使ったものづくりを生業としているプロ」の方々。
いわゆる漆器を作る人ですが、
特徴の違いから、職業の呼び名に違いがあったりします。

使う人のことを考えて、器の形にもこだわりを持って作る人や、
機能性度外視て見た目のインパクトを重視した芸術作品を作る人など。

私が知っているところでは、

漆器職人(しっきしょくにん)
漆作家(うるしさっか)
漆芸家(しつげいか)

などなど。
他にもあるかも知れません。

それぞれの違いは何なのでしょうか?

私なりに考えてみました。
実はよくわかっていないのでご教示いただけると幸いです。

漆器職人とは?

【漆器職人】
漆器問屋からの注文を受けて漆器を作る人。
一度に大量の注文を受けることがあり、何よりも速さが要求される。
工賃は納品後に問屋から支払われる。

私の父はこのタイプ。

時期により、注文が殺到する月もあれば、何もない暇な月もある。
コロナ禍で観光客が激減している昨今、時期に関係なく受注量は激減しました。

漆作家とは?

【漆作家】
自分でオリジナルデザインを考え、材料自分でを揃えて作り、そして販売もする人。
販売方法は、店舗に置かせてもらったり、ネットで販売したり。

作る個数は自分のペースに合わせられる。
希望する形状の器を木地師にオーダーメイドしてもらったりも。
個展やグループ展を開催し、ワークショップなどを手掛けたりもする。

(知り合いの特定の方の活動をイメージして書きました)

コロナ禍ではイベント開催自体ができなかったり、でやはり打撃は受けたようだ(?)

漆芸家とは?

【漆芸家】
自分でデザインを考えるのは漆作家と同じ。
主に乾漆(かんしつ)を使った芸術品(アート)を作る人。
基本同じものは1つしか作らない(?)。
伝統工芸展などに出展する作品を作られている。
漆作家と同じように個展やグループ展にも出展することも。

知り合いに漆芸家の方がいないので、想像の域を出ません。
正直、どうやって生計を立てているのかわかりません。
別途、収入を得る仕事をされているのではないかと思います。
(生々しくて聞くに聞けない)

AI判定では?【おまけ】

おまけですが、
現在ホットなAI「ChatGPT」でも聞いてみました(笑)。

Q.漆器職人と漆作家と漆芸家の違いは何ですか?

A.漆器職人、漆作家、漆芸家はすべて漆を扱う専門家ですが、それぞれの専門分野や技術的な特徴によって違いがあります。
漆器職人は、漆器を製作する職人を指します。漆器とは、漆を塗った木材や竹などの素材を用いて作られた日本の伝統工芸品です。漆器職人は、素材の加工や漆の塗布、彫刻、象嵌などの技術を駆使して、美しい漆器を製作します。
一方、漆作家は、漆を使った絵画作品を制作する芸術家を指します。漆作品は、漆を塗ったキャンバスや紙などの素材に描かれた絵画や装飾品などを指します。漆作家は、漆の塗布や絵画技術、デザイン能力を駆使して、美しい漆作品を制作します。
漆芸家は、漆を用いた工芸品全般を制作する専門家です。漆器や漆塗りの器、漆塗りのジュエリーや切子など、漆を用いた多様な工芸品を制作します。漆芸家は、漆の塗布や彫刻技術、素材の加工、デザイン能力など、多岐にわたる技術を持っています。

ChatGPT

どうでしょうか?(笑)。

ちなみに、私は「漆器の作り手」と自称しています。
まあ、これはいわゆる「逃げ」ですね。

職人、というほどの技術はないし、
作家と呼べるほどアイディアは浮かばないし、
そもそも芸術センスないし。

ですので、私は上記いずれの肩書も名乗らず、
「つくりびと」
と名乗っています。

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