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ボロボロの首回りと不眠とヨガ

 最近、コロナ禍で取り上げられることも多くなったストレートネック。
おそらく自分も昔からそうだったのだろう。幾度となく頭痛や腕のしびれ、肩回りの違和感となんとも言えない倦怠感は常にあった。

 そしてついに、夜も眠れない程の痛みに襲われることになる。毎日が寝違えたかのような首の痛みで目が覚める。病院嫌いであることが拍車をかけ、なかなか改善はすることはなかった。むしろ中途半端なセルフマッサージや強引なストレッチが急激な悪化を招いてしまったのかもしれない。

 それでもまだ、病院へは行っていない。決して自慢でもなく、薦めるわけでもない。病院で治るなら、病院へ行くべきだ。他の病気だったかもしれないのだから。

 そんな通院の一歩手前で巡り合って、全てを改善させてくれたものが
「ヨガ」なのである。ものすごい偏見だが、ミーハーな女子が飛びついて、倉庫の肥やしになっていそうな道具「ヨガマット」を使用するあのヨガだ。今でも同じ事をしているとは思われたくない。ここだけの秘め事だ。

 そして、自分の肩こりとストレートネックの原因は別にある。それに辿り着けるほど、ヨガは自分の体と向き合うのに最適のツールなのである。
・足首
・膝
・股関節
・腰
・背骨
・手首
・肘
・肩
・首
といった順番で体をほぐすことに終始した。誰に言われわけでもなく、気づきなのだ。柔軟性を求められるヨガのポーズをするのに、そのポーズを維持するには。当然、ウィークポイントがあると、他に力が入りすぎてしまう。結果、筋力だけ、一定の箇所だけに頼っただけでは3分~5分のポーズ維持は不可能なのである。

 自分がハマったヨガは、陰ヨガというジャンルになるようだ。詳しい事も知らず、ザクっとそんな感じで始めて、一日目からものすごい勢いで体が変化する。
 背骨から肩にかけて、整体で音を鳴らしているような状態がずっと続くのである。ボクボクッ、ゴリゴリと。そして首の痛みは嘘のように消え、肩こりは解消された。

 続けて一週間ほどで、入門的なポーズは維持できるようになり、普段の生活での姿勢も見違えるように良くなった。一つ残念だったのは、ストレートネックの状態でついた顎の脂肪が、正しい姿勢になると、とんでもない二重顎なるということだ。
 しかしそれも、ヨガを知ったからこそ巡り合えた余分な脂肪。大切な気づきなのである。

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 仕事が繁忙を極め、2、3日ヨガをサボッた。次の日は首が痛くなった。
体と向き合う時間が減り、体を痛める時間が増えたのだから当然だろう。そしてまだ、それに耐えうるまでの体になっていないということなのだろう。
 
 ヨガを始めて3ヶ月ほど、寝起きに2つのポーズを5分程度。夜寝る前に6つのポーズを30分でこなすような生活。この先、これ以上のヨガを欲するかどうかは分からないが、今までの悪い姿勢でいることが、どれだけ人生の無駄だったのか思い知ったわけだから、もうそこに戻ることは決してない。生涯、ヨガはやり続けるような気がしている。

 そして自分の体をいたわるだけの時間というのは、物凄く大切な時間だ。
今は一歩外に出れば、気を使わなければいけない時代でもある。そんな中で、特に気遣いの出来る人、人一倍正義感の強い人、責任ある立場にある人は、必要以上に肩に力が入っているかもしれない。そういう人は、家での時間も必然と長くなるはずだ。

 迷走する日本をテレビで見ていても疲れが増すだけだ。一度ものは試しに、そんな時間をセルフケアをする時間に使って、ヨガでもしながら瞑想してみるのも良いかもしれない。 

 


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