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【第105回選手権】第5日の展望

第4日の鳥栖工まで3日間は九州勢が1校も出てなかったのですね。第5日は3試合ともに九州勢が登場します。

東海大熊本星翔(熊本)-浜松開誠館(静岡)

東海大熊本星翔は5試合すべて2失点以下での勝利。玉木投手が35回を投げて被安打20、奪三振21で失点僅かに3、守備も2失策と堅い。強打の先頭打者・百崎に注目が集まる。予選では打率.389で1本塁打。チーム打率は.311でそれほど長打は多い方ではなさそう。
浜松開誠館は春夏通じて初出場。浜松市からも興誠(現・浜松学院)以来21年ぶりの出場。チーム打率は.335で本塁打1本で、三塁打は0。こちらも長打は多くはなさそうだが、1番2番が12安打、11安打と当たっていた。3投手が14回~21回登板しており、決勝のみエースナンバーの近藤投手が先発している。
令和0勝6敗(交流試合で加藤学園が勝利)の静岡だが、東海大会では勝てていないわけではない。戦力分散でいろいろな学校が出てくるが、初出場初勝利を飾る事ができるかは、緊張感の中でも普段通りの野球をできるかどうか。また東海大熊本星翔も学校として初勝利を狙う。初回の攻防から注目。

明豊(大分)-北海(南北海道)

3年連続出場の明豊はチーム打率.377。長打は多くないが三振が5試合で11と少ない。また4試合で21回2/3を投げた中山投手は被安打8で失点僅かに1と安定。失策は6だが、崩れなかった。
北海は6試合で5本塁打、16安打13打点で打率.762の熊谷に注目が集まる。投手としては故障明けの影響か本来の調子ではなかったようだが、岡田投手が20回を被安打9、1失点とカバーしている。北海道では割と珍しい春季大会からの連覇で、チーム力の高さを感じる。
北海に強さを感じるが、大阪の暑さに慣れないのもあるのか2017年以降北海道勢は夏の勝利から遠ざかっていた。初戦を突破した北北海道のクラーク国際に続きたい。

創成館(長崎)-星稜(石川)

創成館は5試合で17得点、3失点とロースコアの接戦を勝ち抜いた。打率は.252と低く、長打も二塁打6本、三塁打2本とかなり少ない。しかし三振も少なく、守り合いに持ち込むチーム。永本投手は27回を投げて奪三振27。
2年連続出場の星稜は昨夏を経験している武内投手ら3投手が主に登板、特に左腕の中山投手が14回を投げて被安打6、奪三振16、与四死球4、1失点と安定。守備は5試合で5失策。チーム打率は.329で、犠打は少なく、本塁打は4人が記録している。
創成館としては予選同様にロースコアの接戦に持ち込み、相手のミスは逃さず突いていきたい。打力で勝る星稜はいかに早く永本投手を崩していけるか。

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