見出し画像

春季佐賀大会は佐賀北が優勝

▽決勝
佐賀北12-0神埼

佐賀北が大量得点で神埼を降して2季連続13回目の優勝。秋春連覇となりました。
昨秋の九州大会では沖縄2位のウェルネスに初戦で敗れ、県外でどれほどの実力なのかを実感したかと思います。一冬を越えてここでもう一度県外の学校と公式戦で戦える佐賀北にとって意味がある優勝と言えそう。
今大会は準決勝でタイブレークも経験。22年からは、07年夏全国制覇メンバーの久保監督から12年夏出場メンバーの本村監督に変わり、10年間遠ざかる県民待望の夏1勝を叶えるチームに仕上げていけるか。

神埼は準決勝までの4試合で45得点も決勝では完封負け。東明館にコールド勝利する爆発力を見せたが、一方で準決勝・決勝の2試合で計23失点、ディフェンス面と大会終盤の戦い方が課題となった。NHK杯でもう一度どれくらい戦えるのか見極めたい。

神埼清明と敬徳が4強入り

神埼清明は昨夏の準優勝校で、秋4強に続く3季連続の4強入り。昨夏は有田工に逆転負けしたものの2-3の接戦だった。10年ほど前に何度か九州大会出場経験があるが、甲子園は未経験。昨年、今年と好成績が続いていて、今年のチームは秋春どちらも佐賀北に敗れているが、点差は縮まった。夏までにもうひとつレベルを高めていきたい。

敬徳は2020年SSP杯(独自大会)の準優勝校。その試合は龍谷に延長13回の末惜敗した。こちらも甲子園未経験だが、伊西地区のライバル、伊万里商(現・伊万里実)、伊万里農林(現・伊万里実)、有田工、伊万里と全校に甲子園出場で先を越された。秋は2勝して8強、今大会は初戦で秋準優勝の鳥栖を破り、龍谷、嬉野を接戦で降した。

有田工

昨年春夏甲子園出場の経験者を残す有田工は3回戦で神埼に敗退。秋は神埼清明に直前の夏のリベンジを喰らって、今チームは公式戦でまだ1勝だが、このままでは終わりたくない。

東明館

秋4強、春8強。甲子園初出場以降も最低でも8強以上をどの大会でも維持している。今回は神埼に15失点したが、基本的には失点の少ないチーム。この大敗を浮上のきっかけにできるか。

鳥栖

秋準優勝で九州大会に出場した鳥栖は初戦敗退。17年、19年と夏も決勝まで来ているが勝ち抜ききれないでいる。NHK杯が気になるところだが、同じ三神地区として、神埼清明、東明館などとNHK杯の出場権を争うことになる。

その他、展望雑誌では、佐賀商、唐津商、龍谷、佐賀学園は判を押したように上がってくると思われる。この辺りは夏の出場実績もあるし抑えておきたいのは分かる。5~6月のNHK杯までに強くなってくるチームもあるし、さらにそこから1か月で伸びてくるチームもある。夏代表を占う上ではNHK杯の予選、本大会の結果にも注目していきたい。

▽1回戦
唐津西5-1佐賀工
三養基13-1白石(6回コールド)
嬉野3-2北陵
▽2回戦
佐賀北14-6鳥栖工
鳥栖商8-7多久
佐賀東8-7唐津工
唐津商14-0佐賀農(5回コールド)
佐賀商11-0厳木(5回コールド)
佐賀学園3-2伊万里
佐賀西4-3高志館・唐津南
龍谷(不戦勝)唐津東
東明館10-0小城(5回コールド)
唐津西3-2太良
神埼清明5-1三養基
嬉野6-3伊万里実
敬徳7-3鳥栖
早稲田佐賀5-2鹿島
有田工3-1武雄
神埼11-1致遠館(5回コールド)
▽3回戦
佐賀北8-5唐津西
佐賀東9-8鳥栖商
佐賀商8-2唐津商
神埼清明2-1佐賀学園
嬉野7-1佐賀西
敬徳3-2龍谷
東明館3-1早稲田佐賀
神埼5-4有田工
▽準決勝
佐賀北10-1佐賀東(7回コールド)
神埼清明3-2佐賀商
敬徳6-5嬉野
神埼15-5東明館(8回コールド)
▽準決勝
佐賀北2-1神埼清明(延長10回タイブレーク)
神埼14-11敬徳

この記事が参加している募集

#高校野球を語ろう

2,027件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?