寒くて固まってしまう朝の起き方

本当に毎朝寒いですね。腰に限らず、寒いときには全体的に動きが悪くなってしまいませんか?

痛めているところは概ね可動域(関節が動かせる範囲)も狭くなりますが、だからといって寒い朝に無理に伸ばすと、筋肉や靱帯だけでなく血管や神経まで痛めてしまうことがあります。

可動域の制限が強い方は、特に注意が必要です。

朝、目覚めたら、まずはベッドの中で「どこか痛いところはないかな」と軽く動きながら確認します。

koshiyamiとしては、間違っても布団の中で「手足をいっぺんに伸ばすストレッチ」などはいたしません。

横向けになっていれば、まず膝を立てた状態で仰向けになります。

そのままゆっくりと左足(神経痛あり)を伸ばし、その後左足を立てて、右足を伸ばします。

その状態でいつもと違う感じがなければ、再度、立て膝をして枕を外し、両腕をあげ(「バンザイ」の姿勢で)上半身をぐーっと伸ばします。

つまり上半身と下半身を別々に伸ばすんですね。

ベッドから降りるとすぐに暖房をつけて朝の準備をしますが、その間にも「どこか変なところはないかな」と確認します。毎日決まった動作の中で違和感を見つけることは、いち早く体調の崩れを知るために大切ですね。

部屋が軽く温かくなった頃には、朝食の準備も終わっていて後は食べて片付けをするだけ。その頃には身体が完全に起きていますから、自分の気になる所を動かしてみます。あくまでも確認作業ですので、じっとしていても痛い(安静時痛がある)場合には、この確認は不要ですね。

動かすと痛い(動作時痛がある)腰痛をお持ちの方であれば、水回りの掃除をしたり、吸い口を短めにした掃除機を5分ほど掛けてみると良いです。寒い朝、室内であっても中腰になると痛みが出やすいので、今日の「腰」の状態がわかります。

逆に慢性的な腰痛があっても、中腰の姿勢がラクだなと感じるときは、かなり調子がよいということになります。

もしいつもより痛みが早く感じられたり、程度が強かったり、痛む範囲が広いなどがあれば、痛みが「育ちつつある」ことを意味しています。雑草除去と同じように、まずは「その痛みがひどくならないようにすること」が先です。

そのためには「変わったことをしない」ことが重要です。というのも、「腰が疲れてるな」と思って、「今までしたことないストレッチやスクワットをした」ところ、「ひどく腰が痛み出した」という方が結構多いのです。

軽い違和感は体調の変化をマイルドに知らせるサインです。(運動後の筋肉痛などを除き)強い痛みや違和感は、からだが「やばいって!」と強く主張している警報です。

強い痛みや違和感という警報を「達成感」に読み替えず、ストレスフルな日々を少しでも楽しく過ごしたいですね。

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