ポートレイトレクチャー「7.自然光と人工的な補助光を使い分ける」
ポートレイトを撮る場合、被写体に当たる光をどのようにコントロールするかを考えると思います。
まず一番多いのは自然光を使った撮影でしょう。
屋外での撮影で太陽が出ている時間帯であれば、まずは自然光(太陽光)を活かした撮影をするのが一般的です。
次に、自然光(太陽光)を使うけれど、レフ板などを使って光を補うパターン。
太陽がしっかりと出ていれば、ある程度離れたところからレフ板を当てても効果はでますが、曇りの日などだと被写体に近づかないとレフ板の効果が得られにくいため、レフ板持ちの助手などがいないとなかなか難しかったりします。
夕方や夜だと街の灯りや街灯の光などを照明代わりに使うこともあります。
ただしこの場合は、その光がきれいであればよいのですが、大抵は撮影には向かない光だったりして、肌の色がきれいに出なかったりします。
そこでストロボやLEDなどの人工的な補助光の出番となるわけですね。
ここで重要なのが、今撮りたいと思っているシーンに対して、補助光を使う方が良いのか、それとも使わない方がいいのかという判断をすることです。
昼間だから自然光、夜だからストロボ(LEDでも可)というステレオタイプの考え方ではいけないということです。
では、何を基準に自然光で撮るか、ストロボなどの補助光を使うかを決めるのでしょう。
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