海濡れ写真はどうやって撮られたのか?
今年の夏はずいぶんと海に行って、モデルさんの海濡れ写真を撮りました。
水着を着た楽しい海水浴風写真ではなく、服のまま海に濡れるという写真です。
簡単にいえば、モデルさんが海の中に入り、私自身も海に入って撮影するというものです。
ところがやってみるとなかなか大変なのです。
モデルさんだけでなく撮影者もびしょ濡れに
まず、当たり前ですが、モデルさんも私も海水に濡れてしまいます。
海水浴に行って海に入るのはごくごく当たり前のことですが、
服を着たまま、しかもカメラを持って海に入るというのは意外と勇気の要ることです。
しかも、ストロボも使うため、思ったよりも重装備となります。
波打ち際くらいまでならストロボはライトスタンドを立ててそこに設置するという方法があります。
ですが、海の中まで入るとなると、砂浜に置いたライトスタンドでは意味をなさない可能性があるのです。
さらに、夜ならまだしも日中から夕方くらいだと太陽の光に負けないだけの光量が必要となります。小さなクリップオンストロボだけでは太陽に太刀打ちできません。
海撮影は考えることがいっぱい
ストロボ以外にも考えなくてはいけないことが山ほどあります。
「波が来たときにカメラはどう保護するのか」
「モデルさんとの指示、コミュニケーションはどうする?」
「撮影が終わったあと、びしょ濡れでどうしたらいいのか?」
などなどです。
これらをクリアしないと海濡れ写真は撮れないのです。
では、どういう装備でどうやって撮ったのでしょう。
その種明かしをしたいと思います。
撮影した写真もご覧に入れながら、撮影の実際をご説明します。
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