見出し画像

写真をプリントで見せる意味を考える

写真はプリントが作品の最終形態という考え方があります。
デジタルカメラで撮影した写真だろうが、フィルムカメラで撮影した写真だろうが、プリントにしてしまえば、どちらもアナログの「モノ」という存在になります。
逆に、インターネットなどにアップロードして見せると、どちらもモノとしての存在はないデジタルデータということになります。

アナログとしてのプリント、デジタルとしてのデータ、別にどちらも写真は写真です。
ですので、どちらかに優劣を付けるということはできないでしょう。

ただし、プリントには一つだけ絶対的な優位性があるのです。
それは、作者が意図した写真の色、明るさ、大きさをそのまますべての人に共有してもらえるという点です。
プリントという現物があるわけですから、写真の色も明るさも大きさも現物そのものです。

では、プリントではない写真の場合はどうでしょう?

ここから先は

1,095字 / 1画像

¥ 300

よろしければサポートをお願いします。 活動資金として使わせていただくほか、次の記事への励みとなります。 どうぞよろしくお願いいたします。