見出し画像

もし1億円当たったなら

もし1億円当たったらどうする?
俺は辞めるな。即辞める。もしかしたらslackで辞めますって言ってそのまま辞めてベトナムとかで暮らすかも。

昨日、隣の席の上司は残業時のデスクでわたしにそう言った。

いやいやどんだけ辞めたいねん!

と心の中で突っ込んだけど、

いや、せめて前日に教えていただけますか…?

に留めておいた。
うちのツトムくん(仮)は疲れているのだ。
中間管理職はつらいのだ。

わたしはどうだろう。辞めないかなぁ、とりあえず。
去年までの地獄の状況なら即辞めてたと思うけど、
今はそうでもないかなぁ、と思う。

上司は、収入より平穏を取りたいらしい。
降格しても、勤務時間と職場環境をとりたいと。

そうだよね。
だって体と心が壊してまで働けないもん。

なんせ部下にもツラツラとこんなことを漏らすぐらいなので、彼は相当疲れている(疲れているagain)。

わたしなら、辞めるかなぁ、辞めないかなぁ。
とぐるぐる考えながら帰宅すると、めずらしく夫が仕事の話を振ってきた。

彼は仕事を家庭に持ち込まないタイプなので、仕事の話をしてくるのはとてもめずらしい。

もしかしたら転職するかもしれないとのこと。
家を買おうとしているこのタイミングで、行きたかった会社から声がかかったらしいのだ。

まじかよ、と思いつつも、
彼はそこら辺しっかりしているので任せることにする。
行きたかった会社なら、条件や状況を確認して行けそうなら行けば。
マンション購入は見送ってももいいやん。
後悔しないようにねー。

今いる会社に残れば、ある程度の席は約束されているらしいけれど、
それを手放してでもその環境に身を置きたいらしい。
武士かよ。

肩書きにしがみついて、昨年ボロボロになってしまったわたしにはとても眩しい。

夫は自分に自信があるのです。

そんな夫に、例の質問をぶつけてみた。
ねぇ、1億円あったら仕事辞める?

は?1億円あったら?
やめへんよ。
やめてもすることないし暇やん。

とのことです。

暇てなんやねん、暇て。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?